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J-GLOBAL ID：201502200537092474   整理番号：15A1066723

当て板接着された突合せ鋼板のはく離強度の評価

著者 (5件)： 清水優 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  石川敏之 (京大 大学院工学研究科) ,  堀井久一 (コニシ 浦和研) ,  服部篤史 (京大 大学院工学研究科) ,  河野広隆 (京大 大学院工学研究科)
資料名： 鋼構造論文集  (Steel Construction Engineering)
巻： 22  号： 86  ページ： 1-11  発行年： 2015年06月26日 
JST資料番号： L5269A  ISSN： 1880-9928  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 疲れ亀裂の個所に炭素繊維強化プラスチック(CFRP)板を接着する当て板接着補強の効果を知るため,CFRP当て板の剥離強度を検討した。亀裂を有する鋼板を想定して鋼板端部を突合せ,その両面に当て板を接着した試験体について引張載荷試験を行った。当て板端部および突合せ部直上の接着剤に生じるせん断応力と垂直応力を算出し,当て板端部および突合せ部直上から当て板が剥離する条件の理論解を得た。当て板の板厚が厚くなるほど当て板端部の接着剤に生じる主応力が大きくなり,当て板端部の板厚が小さくなるほど突合せ部直上の位置の接着剤に生じる主応力が大きくなることが判明した。

シソーラス用語： *補強 ,  *鋼構造 ,  *材料別板 ,  繊維強化プラスチック ,  炭素繊維 ,  引張試験 ,  剥離 ,  接着剤 ,  接着強さ ,  *CFRP板 ,  *当て板補強
準シソーラス用語： 疲れ亀裂

分類 (2件)： 金属構造  (RA04050W) ,  有機質材料  (RA06030O)

引用文献 (16件)：

• [1] 渡邉憲市, 板垣一也, 鈴木博之:炭素繊維強化樹脂板による鋼橋の補強, 鋼構造年次論文報告集, 第8巻, 2000.
• [2] Miller, T.C., Chajes, M.J., Mertz, D.R. and Hastings, J. N.: Strengthening of a steel bridge girder using CFRP plates, Journal of Bridge Engineering, ASCE, USA, Vol.6, pp.514-522, 2001.
• [3] Moy, S.S.J. and Bloodworth, A.G.: Strengthening a steel bridge with CFRP composites, Proceedings of the Institution of Civil Engineers, Structures & Buildings 160 Issue SB2, pp.81-93, 2007.
• [4] 森下太陽, 藤井堅, 森田和也, 堀井久一, 中村秀治:腐食した鋼板の鋼板接着による性能回復, 構造工学論文集, Vo.57A, pp.747-755, 2011.
• [5] 松本英宜, 中山太士, 福田光央, 藤井 堅:腐食した鋼鉄道橋の鋼板接着による補強の検討, 土木学会第66回年次学術講演会講演概要集, I-616, pp.1231-1232, 2011.

タイトルに関連する用語 (5件)： 当て板 ,  突合せ ,  鋼板 ,  はく離強度 ,  評価