抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ボールエンドフライス加工プロセスに適用される切削力モデルの大半は,単に切削パラメータ(e.g.送り速さ,切込み深さ,切削速度)の影響のみを含んでいてスロットフライス加工で較正された係数を基に見積もっている。更に,これらのモデルでは半径方向の振れ現象を考慮に入れてないことが多い。しかしこのアプローチでは過剰な力見積り誤差を招きやすく,特に彫刻表面の仕上げボールエンドフライス加工時にはそうなり易い。加えるに大抵の切削力モデルは,0.5mmを超える軸方向切込み深さのボールエンドフライス加工について定式化されており,従ってそれらは直接,仕上げフライス加工に向けたものではない。それ故本稿では,仕上げボールエンドフライス加工向けの正確な切削力モデルを提案したが,これにはまた表面傾斜とカッターの振れの影響を含んでいる。本研究の一部としてまた特定力係数較正の新しい方法も開発した。本アプローチでは,種々の表面傾斜でのボールエンドフライス加工時の較正と,入力データとして即時的力信号の適用に基づいて居り,更にまた,歯当り送り,切削速度及び表面傾斜角度の関数形で特定力係数解析を提示した。切削の幾何学的形状要素を正確に決めるために半径方向振れを,切削部分面積と切れ刃有効長の計算に用いる方程式の中で考慮に入れた。研究によると,カッターの振れと表面傾斜角度が定量的にも定性的にも切削力に著しい影響を及ぼしていることが明らかになった。本定式化モデルは,広い切削パラメータ範囲で,相対誤差を16%以下に保ちながらの切削力見積を可能とした。更に開発した本モデルにカッターの半径方向振れを考慮に入れたことで,半径方向振れを含まないモデルと比較して7%のモデルの相対誤差削減を可能とした。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.