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J-GLOBAL ID：201502200799816589   整理番号：15A1379599

リグニンスルホン酸アンモニウムがポリ乳酸で強化した木質繊維複合材料の機械的性質および寸法特性に及ぼす影響

Influence of ammonium lignosulfonate on the mechanical and dimensional properties of wood fiber biocomposites reinforced with polylactic acid

著者 (4件)： HU Jian-peng (Key Lab of Bio-based Material Sci. and Technol. of Ministry of Education, Northeast Forestry Univ., Harbin 150040, CHN) ,  HU Jian-peng (Material Sci. and Engineering Coll., Northeast Forestry Univ., Harbin 150040, CHN) ,  GUO Ming-hui (Key Lab of Bio-based Material Sci. and Technol. of Ministry of Education, Northeast Forestry Univ., Harbin 150040, CHN) ,  GUO Ming-hui (Material Sci. and Engineering Coll., Northeast Forestry Univ., Harbin 150040, CHN)
資料名： Industrial Crops and Products  (Industrial Crops and Products)
巻： 78  ページ： 48-57  発行年： 2015年12月30日 
JST資料番号： W0732A  ISSN： 0926-6690  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 有毒な揮発性化合物を放出しない環境に優しい複合材料を製造するため,ポリ乳酸(PLA)で強化した木質繊維(WF)バイオ複合材料を,従来のホットプレス法を用いて調製した。そして,リグニンスルホン酸アンモニウム(AL)の添加が,本複合材料の機械的性質および寸法特性に及ぼす影響を調べた。その結果,WF:PLAの質量比が7:3でALの質量百分率が1~20wt%の範囲であった場合,WF/PLA/AL複合材料の破壊係数は21.95~36.96MPa,弾性係数は0.69~1.71MPaとなった。そして,対照のWF/PLA複合材料と比べ,破壊係数はALによる強化効果により4.0~75.1%,弾性係数は3.5~39.8%,内部結合強さは21.5~201.2%の増加を示した。しかし,ALは寸法特性には負の影響を与え,WF/PLA/AL複合材料の厚さ膨張率は18.7~43.5%,吸水率は47.1~78.9%であった。ALは親水性が高いため,ALの質量百分率が高いほどWF/PLA/AL複合材料の厚さ膨張率,吸水率および接触角は増加し,厚さ膨張率は1.1~132.6%,吸水率は3.4~67.4%増加した。さらにALは表面活性に優れるため,ALの質量百分率が20wt%未満であれば,本複合材料の結晶化度に好ましい影響を与えた。WF/PL/AL複合材料の破面は,強い結合(機械的連結や化学結合)が界面に存在して効果的な応力転移を生じさせていることを明らかに示していた。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *複合材料 ,  *木部繊維 ,  *ポリ乳酸 ,  ファイバボード ,  添加物効果 ,  濃度依存性 ,  混合比 ,  破壊係数 ,  弾性係数 ,  接着強さ ,  寸法安定性 ,  膨張係数 ,  吸水率 ,  接触角 ,  結晶度
準シソーラス用語： *バイオ複合材料 ,  結晶化度 ,  厚さ膨張率 ,  中密度繊維板 ,  内部結合強さ ,  *木質繊維

分類 (3件)： 改良木材  (FF05033J) ,  その他の高分子材料  (YH07150C) ,  充填剤,補強材  (YH05030J)

物質索引 (1件)： リグニンスルホン酸アンモニウム

タイトルに関連する用語 (7件)： リグニンスルホン酸 ,  アンモニウム ,  ポリ乳酸 ,  強化 ,  木質繊維 ,  複合材料 ,  機械的性質