抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年は,プラスチック成形加工現場において,金型形状の精緻化や成形材料の多様化による金型表面からの離型不良の改善が重要課題となっている。この離型が困難になる原因の一つとして金型表面への樹脂材料の接着がある。高精度で精緻化された金型精度の維持・管理が求められ,金型精度を維持する均一な離形膜の形成技術が切望されている。新しい離形膜の形成法として,コールドスプレー(CS)法がある。その技術特許のクレームは,「ガスを1~50μmの金属,合金,ポリマーまたはそれらの混合物をジェットとして300~1200m/sの高速で吹付ける」とされている。接着機能分子を表面に加飾したフッ素樹脂を開発し用いることで,エポキシ樹脂が接着しない機能を持続し,耐久性があるCS膜を得た。膜形成条件として,特にスプレー前の基材表面の洗浄と粒子サイズが膜付着に有効であることを報告した。