抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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客観的前十字靭帯(ACL)再建術における多血小板血漿(PRP)の影響を検討した。方法2010年1月に2013年1月,gracilisと半けん様筋けんによる鏡視下ACL再建術を施行したACL破裂患者40例からを無作為に二群:PRP群と正常生理食塩水群に分けた。20人の患者はPRPおよびHemocoagulaseに浸漬した移植片を受けた20人の患者は正常生理食塩水とHemocoagulaseに浸漬した移植片を受けた。全ての患者は1 3及び12か月にて経過観察した。評価は術後出血量,炎症反応,創傷治癒の程度,前方引き出し試験,Lachmanテスト,ピボットシフト,Lysholm膝スコアとKNEELAX3から成っていた。結果は,平均経過観察期間は18か月であった。術後排液量は,PRP群と生理食塩水群で324±22ml,142±24mlであった。差は統計的に有意であった。術後4日目に,炎症反応はPRP群の18例,生理食塩水群,PRP群1例と生理食塩水群の2例中炎症反応,PRP群1例と生理食塩水群の2例で中等度の炎症反応の16例では観察されなかった。創傷は,PRP群の20人の患者および生理食塩水群の19患者における最初の意図により治癒した。前方引き出し試験,Lachmanテストとピボットシフトの術前の結果が陽性であり,術後成績は二群で負であった。PRP群では,12か月の患者の術前・術後Lysholm膝スコアは,それぞれ39.8±8.9及び92.1±2.7点であった。生理食塩水群では,12か月の患者の術前・術後Lysholm膝スコアは,それぞれ38.7±9.8及び89.9±4.1点であった。差は統計的に有意ではなかった。KNEELAX3測定結果:PRP群では,術前測定は平均9.4±1.2mmで,術後12か月で測定は1.2±1.1mmであった。生理食塩水群では,術前計測は9.6±1.3mmで,術後12か月で測定は2.2±1.2mmであった。差は統計的に有意であった。結論膝前十字靭帯再建術におけるPRPに浸漬した移植片を用いた術後出血量を減少させ,骨トンネル内腱-骨界面治癒と膝関節機能の回復を加速した。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST【Powered by NICT】