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J-GLOBAL ID：201502200950815077   整理番号：15A1284073

電磁鋼板の二次元偏磁下磁気特性測定法の検討

Two Dimensional AC Magnetic Properties of Non-oriented Electrical Steel Sheet Under Two-dimentional DC-biased Magnetization

著者 (4件)： 興梠怜士 (岐阜大学工学部) ,  柳瀬俊次 (岐阜大学工学部) ,  岡崎靖雄 (岐阜大学工学部) ,  尹己烈 (岐阜大学工学部)
資料名： 電気学会論文誌 A  (IEEJ Transactions on Fundamentals and Materials)
巻： 135  号： 11  ページ： 711-717 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： S0808A  ISSN： 0385-4205  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： エネルギー効率の高いモータを開発する重要性が高まっている。モータの性能にはコア材料-電磁鋼板の特性が大きく影響する。最適な材料を選定するには,モータ駆動条件における電磁鋼板の磁気特性を正確に把握する必要がある。無方向性電磁鋼板を試料とし,その圧延方向をX,それに直交する方向をYと定義した。二次元偏磁下での磁気特性測定法,そのB-Hループと鉄損の偏磁量依存性,および磁束波形制御による二次元偏磁下磁気特性への影響について検討した。二次元偏磁状態としてY方向に交流励磁を行い,X方向に直流励磁を行った。高磁束密度下ではB,H間の位相差が小さくなるため,測定系の位相差に十分注意すべきことがわかった。また,高偏磁状態では交流励磁していない方向にも磁束密度が発生するため,特性評価のためには十分な波形制御を行う必要がある。

シソーラス用語： *鋼板 ,  *磁気的性質 ,  *磁気測定 ,  励磁 ,  エネルギー効率 ,  *電動機 ,  磁損 ,  磁束密度 ,  位相制御 ,  キャラクタリゼーション ,  磁性材料
準シソーラス用語： 位相差 ,  磁気特性 ,  直流偏磁 ,  鉄損 ,  電磁モータ ,  電磁鋼板 ,  波形制御

分類 (2件)： 磁性材料  (NA04040H) ,  電磁気的量の計測一般  (AD07010R)

引用文献 (9件)：

• (1) 経済産業省 総合資源エネルギー調査会 省エネルギー基準部会 三相誘導電動機判断基準小委員会-最終取りまとめ (2013)
• (2) M. Enokizono, S. Fujiyama, H. Simoji, and J. Sievert : “Localized distribution of two-dimensional magnetic properties in three-phase induction motor core model”, J. Magn. Magn. Mater., 215-216, pp. 772-775 (2000)
• (3) M. Enokizono and Y. Takeshima : “Measurement system of alternating magnetic properties under DC-biased field”, J. Magn. Magn. Mater., 215-216, pp. 704-707 (2000)
• (4) S. Ishikawa, S. Yanase, and Y. Okazaki : “Two dimensional Magnetic Properties of Electrical Steel sheet under DC-biased Magnetization”, The Papers of Technical Meeting on Magnetics, IEE Japan, MAG-10-101 (2010) (in Japanese)
• 石川 卓・柳瀬俊次・岡崎靖雄:「電磁鋼板の二次元偏磁下磁気特性」, 電気学会マグネティックス研資, MAG-10-101 (2010)

タイトルに関連する用語 (1件)： 電磁鋼板