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J-GLOBAL ID:201502200992554729   整理番号:15A1017545

C型肝炎ウイルスNS3ヘリカーゼの新規阻害剤としてのヒドロキシアントラキノンの同定

Identification of Hydroxyanthraquinones as Novel Inhibitors of Hepatitis C Virus NS3 Helicase
著者 (17件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 18439-18453 (WEB ONLY)  発行年: 2015年08月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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C型肝炎ウイルス(HCV)は,肝硬変や肝細胞癌などの重篤な肝臓疾患の重要な病原体である。HCVのゲノムは非構造蛋白質3(NS3)ヘリカーゼをコードしていて,この酵素活性はウイルスの複製に必須であることから,有望な抗HCV薬の標的である。アントラサイクリンには,NS3ヘリカーゼ阻害剤であることが知られているものがあり,その構造の一部にヒドロキシアントラキノンがある。ヒドロキシアントラキノンアナログのミトキサントロンもまたNS3ヘリカーゼを阻害することが知られている。そこで著者らは,ヒドロキシアントラキノンだけで,NS3ヘリカーゼを阻害するのではないかと考えた。本論文では,蛍光ベースのヘリカーゼアッセイを使って,一連のヒドロキシアントラキノンの構造活性相関を調べた。ヒドロキシアントラキノンはマイクロモルレベルのIC50値で,NS3ヘリカーゼを阻害した。この阻害活性は,フェノールヒドロキシ基の数と位置に依存して異なっているが,調べたヒドロキシアントラキノンの中で,1,4,5,8-テトラヒドロキシアントラキノンは強くNS3ヘリカーゼを阻害し,IC50は6μMだった。さらに,ヒペリシンとセンニジンAは,どちらも2つのヒドロキシアントラキノン様構造を持っているが,IC50がそれぞれ,3μMと0.8μMというよりさらに強い阻害を示した。これらの結果は,ヒドロキシアントラキノン構造がNS3ヘリカーゼを阻害すること,また,いくつかの鍵となる化学構造が阻害には重要であることを示している。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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抗ウイルス薬の基礎研究  ,  酵素製剤・酵素阻害剤の基礎研究  ,  芳香族単環フェノール類・多価フェノール 
タイトルに関連する用語 (5件):
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