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J-GLOBAL ID:201502201072782068   整理番号:15A1000481

単細胞緑藻Pseudochoricystis ellipsoideaにおける自己クローニングシステムの構築

Construction of a self-cloning system in the unicellular green alga Pseudochoricystis ellipsoidea
著者 (7件):
資料名:
巻:号: June  ページ: 8:94 (WEB ONLY)  発行年: 2015年06月 
JST資料番号: U7022A  ISSN: 1754-6834  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:微細藻類はバイオ燃料生産の原料として多くの関心を集めている。単細胞緑藻Pseudochoricystis ellipsoidea(未検証学名)Obi株は屋外開放池での大規模培養によるバイオディーゼル生産に適していると思われる。何故ならばこれが窒素減少条件下で乾燥細胞重量の30%超の脂質を蓄積するからである。これはまた微細藻類の大部分の原生動物捕食生物が耐性ではない可能性のある酸性条件下で急速に増殖する。この藻類の脂質生産性は遺伝子工学技術を用いて改善できるが,遺伝子改変生物は特定法律による規制の対象となっている。結果:P.ellipsoideaの育種のための自己クローニングを基にした陽選出システムを開発することを目的として,本研究では紫外線または転写活性化因子様エフェクターヌクレアーゼシステムのいずれかを用いてP.ellipsoideaの突然変異を誘発し,ウラシル要求変異株を単離した。P.ellipsoideaのウリジン一リン酸シンターゼ遺伝子(PeUMPS)のcDNAを,β-チューブリン遺伝子(PeTUBULIN1)またはリブロース1,5-ビスリン酸カルボキシラーゼ/オキシゲナーゼの小サブユニットの遺伝子(PeRBCS)のいずれかのプロモーターの下流にクローニングして,それぞれpUT1またはpUT2プラスミドを構築した。これらの構築物をウラシル要求株に導入し,遺伝子が相補的な形質転換体を最小寒天プレート上で成功裡に単離した。凝固剤としてノーブル寒天を用いることが,偽陽性コロニーの発生を避けるために不可欠であった。pUT1形質転換体のコロニー形成には,6週間超を要したのに対して,pUT2形質転換体は2週間後にコロニーを形成した。リアルタイムPCR解析から,pUT1形質転換体よりもpUT2形質転換体により多くのPeUMPS転写産物が存在することが分かった。PeRBCSプロモーターとターミネーターが隣接するPeUMPS単独からなる遺伝子カセットを用いて,ウラシル合成形質転換体も得た。結論:P.ellipsoideaの遺伝子形質転換のための自己クローニングを基にした正の選択システムを開発した。自己クローニングP.ellipsoidea株は,大規模屋外培養のための厳しい封じ込め対策の必要性は小さいであろう。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
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植物の生化学  ,  微生物,組織・細胞培養による物質生産一般  ,  生物燃料及び廃棄物燃料  ,  分子遺伝学一般 
タイトルに関連する用語 (4件):
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