抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1931年に刊行された日本古燈器大観について,近年の歴史研究と照明技術の進歩を踏まえて見直しを行なっており,今回,作成中の燈火器具年表改訂版の中間報告をする。主な見直し点として,従来の分類では定置用と携帯用とあったが,提燈など両方にまだがるものがあり,屋内又は軒先用と屋外用で分類することとした。また,燈火器具の製造年や献灯年が特定できるものは年代を記し,年代が分からないものは中尊寺・螺鈿高燈台などのように時代が分かるものは時代を記し,文献に記載があるものは文献名と文献成立年を記した。時代ごとに見直しているが,来歴の明確なもののみ採録したため,例えば江戸時代の庶民が使用した燈火器具の多くは漏れており,今後さらに検討を行う予定である。