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J-GLOBAL ID：201502201202102284   整理番号：15A0534996

放電プラズマ焼結法によるCr-Mg-N-O焼結体の作製

Preparation of Cr-Mg-N-O Ceramics by Spark Plasma Sintering

著者 (5件)： 浅見廣樹 (苫小牧工業高等専門学校機械工学科) ,  松本康平 (苫小牧工業高等専門学校機械工学科) ,  高澤幸治 (苫小牧工業高等専門学校機械工学科) ,  岩橋優 (苫小牧工業高等専門学校機械工学科) ,  池田慎一 (苫小牧工業高等専門学校機械工学科)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 79  号： 4  ページ： 215-219 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： (Cr,Me)(N,O)薄膜は,高硬度化(最大硬度HV3500以上)が可能であることが明らかとなっている。放電プラズマ焼結(SPS)法を用いることで(Cr,Me)(N,O)焼結体の作製が可能であれば,耐摩耗性,耐酸化性,耐食性に優れ,なおかつ切削工具や機械部品設計に多くの利点を提供できると考えた。本研究では,酸素と共に添加する金属元素MeとしてMgを選択し,まず,CrN粉末とMgO粉末をメカニカルアロイング(MA)処理することにより固溶体粉末の合成を試みた。次に,合成した粉末の焼結体をSPS法により作製し,結晶構造,組織,硬度・弾性率について調査した。その結果,MA処理により(Cr,Mg)(N,O)粉末の合成に成功するとともに,高硬度(HV2070)を確認した。

シソーラス用語： 酸化物 ,  窒化物 ,  *クロム化合物 ,  マグネシウム化合物 ,  *硬質材料 ,  放電プラズマ焼結 ,  焼結性 ,  *微細構造 ,  結晶構造 ,  相組成 ,  *機械的性質 ,  硬度 ,  弾性係数 ,  メカニカルアロイング ,  粉砕 ,  固溶体 ,  酸化マグネシウム ,  X線回折分析 ,  格子定数 ,  電子顕微鏡観察 ,  荷重-変形関係 ,  ナノインデンテーション
準シソーラス用語： *酸窒化物 ,  微細組織 ,  メカニカルミリング ,  窒化クロム ,  サイト占有 ,  走査電子顕微鏡法 ,  荷重-変位関係 ,  荷重-変位曲線

分類 (2件)： セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V) ,  セラミック・磁器の性質  (YC03030G)

引用文献 (20件)：

• 1) J. Vetter, E. Lugscheider and S. S. Guerreiro: Surf. Coat. Technol. 98(1998) 1223–1239.
• 2) E. Martinez, R. Sanjinés, A. Karimi, J. Esteve and F. Lévy: Surf. Coat. Technol. 180-181(2004) 570–574.
• 3) D. H. Jung, H. S. Park, H. D. Na, J. W. Lim, J. J. Lee and J. H. Joo: Surf. Coat. Technol. 169-170(2003) 424–427.
• 4) P. Karvánková, H.-D. Männling, C. Eggs and S. Vepreck: Surf. Coat. Technol. 146-147(2001) 280–285.
• 5) J. Inoue, H. Saito, M. Hirai, T. Suzuki, H. Suematsu, W. Jiang and K. Yatsui: Trans. Mat. Res. Soc. Jpn. 28(2003) 421–424.

タイトルに関連する用語 (5件)： 放電プラズマ焼結 ,  Cr ,  Mg ,  焼結体 ,  作製