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J-GLOBAL ID:201502201342435233   整理番号:15A1065552

琵琶湖とその周辺河川水質および琵琶湖底質における有機フッ素化合物

Perfluorinated Compounds in Water of Lake Biwa and Nearby Rivers and Sediment of Lake Biwa
著者 (7件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 139-148  発行年: 2015年09月17日 
JST資料番号: L1101A  ISSN: 0917-2408  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2011年8月に調査した琵琶湖水質におけるPFCs9種類の合計濃度は北湖4地点(12B,17A,17B,17C’)では10.6~13.5ng/Lであり,濃度差が少なかった。琵琶湖全域7地点におけるPFCsの構成比率は平均値でPFOA>PFNA>PFHpA≧PFHxA>PFOS>PFDA>PFHxS>PFUnDA≧PFBSの順番となり,地点間の差は少なかった。同時期に調査した琵琶湖周辺12河川水質における濃度範囲(平均値)は0.48~59.2(26.4)ng/Lであり,濃度差が大きかった。12河川におけるPFCsの構成比率は平均値でPFOA>PFNA>PFOS>PFHxA≧PFHpA>PFDA>PFBS>PFHxS>PFUnDAの順番となり,琵琶湖の場合と若干順序が異なった。2012年5,8,11月および2013年2月に調査した琵琶湖3地点(6B,12B,17B)の水質におけるPFCsの濃度および構成比率の季節変化はいずれも少なかった。2013年5~12月に調査した琵琶湖底質におけるPFCs15種類の合計濃度範囲(平均値)はND~4.42(1.51)ng/g dry wt.であり,PFCs濃度は北湖中央域の水深の深い粘土質の地点で高かった。PFCs構成比率は水質において南湖と北湖で差がなく,PFOA>PFHxA≧PFBA≧PFNA≧PFHpA>PFPeA>PFOSの順番となったが,底質においては差があり,南湖でPFDoDA>PFTrDA>PFOS>PFDAおよび北湖でPFUnDA>PFTrDA>PFDoDA>PFOSの順番となった。琵琶湖水質ではC4~C9の短・中炭素鎖の比率が大きく,C12~C14の長炭素鎖が不検出となったが,琵琶湖底質ではC10~C13の中・長炭素鎖およびPFOSの比率が大きく,C4~C7の短・中炭素鎖が不検出となった。(著者抄録)
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分類 (3件):
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湖沼汚濁  ,  河川汚濁  ,  水質調査測定一般 
引用文献 (83件):
  • 1) Saito, N., Sasaki, K., Nakatome, K., Harada, K., Yoshinaga, T. and Koizumi, A.: Perfluorinated sulfonate concentrations in surface water in Japan. Arch. Environ. Contam. Toxicol., 45, 149-158 (2003)
  • 2) Taniyasu, S., Kannan, K., Horii, Y., Hanari, N. and Yamashita, N.: A survey of perfluorooctane sulfonate and related perfluorinated organic compounds in water, fish birds, and humans from Japan. Environ. Sci. Technol., 37, 2634-2639 (2003)
  • 3) 環境省:平成15年度版化学物質と環境(2004)
  • 4) Saito, N., Harada, K., Inoue, K., Sasaki, K., Yoshinaga, T. and Koizumi, A.: Perfluorooctanoate and perfluorooctane sulfonate concentrations in surface water in Japan. J. Occup. Health, 46, 49-59 (2004)
  • 5) Boulanger, B., Vargo, J., Schnoor, J.L. and Hornbuckle, K.C.: Detection of perfluorooctane surfactants in Great Lakes water. Environ. Sci. Technol., 38, 4064-4070 (2004)
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