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J-GLOBAL ID：201502201555205133   整理番号：15A0244727

イオン液体:常にセルロースの無害な溶媒ではない

Ionic liquids: not always innocent solvents for cellulose

著者 (6件)： CLOUGH Matthew T. (Imperial Coll. London, London, GBR) ,  GEYER Karolin (BASF SE, Ludwigshafen, DEU) ,  HUNT Patricia A. (Imperial Coll. London, London, GBR) ,  SON Sunghee (BASF SE, Ludwigshafen, DEU) ,  VAGT Uwe (BASF SE, Ludwigshafen, DEU) ,  WELTON Tom (Imperial Coll. London, London, GBR)
資料名： Green Chemistry  (Green Chemistry)
巻： 17  号： 1  ページ： 231-243  発行年： 2015年01月 
JST資料番号： W2066A  ISSN： 1463-9262  CODEN： GRCHFJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高速液体クロマトグラフィー/質量分析法を用いて,炭水化物(5種)のイオン液体(11種)への溶解を調べた。1-エチル-3-メチルイミダゾリウム酢酸と炭水化物のケースでは,イオン液体は炭水化物と反応して1-エチル-2-(ヒドロキシメチル)-3-メチルイミダゾリウム酢酸に変化した。¹H NMRによってエステル化反応のメカニズムを調べた。イオン液体の種類,糖濃度,温度などを変えて付加体の生成を詳しく調べ,カルボン酸を陰イオンにしたイオン液体では付加体の生成が不可避であることが分かった。一方,1-ブチル-3-メチルイミダゾリウムクロリドはセルロースの良好な溶媒(高い溶解度とセルロースの安定性)であった。

シソーラス用語： *溶媒 ,  *セルロース ,  *イオン液体 ,  アニオン ,  カルボン酸 ,  反応機構 ,  エステル化 ,  温度依存性 ,  濃度依存性 ,  付加体 ,  HPLC-MS分析 ,  タンデム質量分析 ,  陽子磁気共鳴 ,  塩化物 ,  カルボン酸エステル ,  カルボン酸塩 ,  脂肪族カルボン酸
準シソーラス用語： 塩化物イオン ,  高速液体クロマトグラフィー-タンデム質量分析 ,  酢酸塩 ,  反応メカニズム

分類 (2件)： 融解塩  (CB05050R) ,  多糖類  (CF10054P)

物質索引 (3件)： 1-エチル-3-メチルイミダゾリウム ,  1-ブチル-3-メチルイミダゾリウム ,  1-エチル-2-(ヒドロキシメチル)-3-メチルイミダゾリウム

タイトルに関連する用語 (3件)： イオン液体 ,  セルロース ,  溶媒