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J-GLOBAL ID：201502201576956546   整理番号：15A0290409

センサネットワークシステムのための特異値分解を用いた繰返し周波数オフセット推定

著者 (4件)： 田野哲 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  長谷部雅孝 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  冨里繁 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  秦正治 (岡山大 大学院自然科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 B(Web)
巻： J97-B  号： 12  ページ： WEB ONLY 1199-1212  発行年： 2014年12月01日 
JST資料番号： U0471A  ISSN： 1881-0209  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文は直接スペクトル拡散(Direct Sequence Spread Spectrum:DS-SS)を適用したセンサネットワークのための,特異値分解(Singular Value Decomposition:SVD)を適用した繰返し周波数オフセット推定法を提案している。提案法の特性を理論的に解析した結果,マルチパスフェージング環境下で発生するサンプル間相関により推定特性が劣化することが示される。更には,この推定特性の劣化を抑圧するサンプル間相関低減法を提案している。具体的には2種類の方法が提案されている。そして,提案法の特性を計算機シミュレーションにより評価した結果,5パスレイリーフェージング環境下において信号対干渉電力比が0dBの条件であっても,シンボル周期で正規化した周波数オフセットが7×10¹以下であれば,高精度に周波数オフセットを推定できることが示される。本提案法により,周波数偏差の大きくなる傾向が高い廉価な発振器をセンサへ適用可能になることを,具体例をあげて示している。(著者抄録)

シソーラス用語： *周波数推定 ,  スペクトル拡散通信 ,  Rayleighフェージング ,  周波数変動 ,  統計量 ,  *センサネットワーク ,  *特異値分解 ,  フェージング【通信】 ,  相関 ,  計算機シミュレーション ,  評価試験 ,  精度 ,  発振器 ,  計算機利用 ,  利用
準シソーラス用語： マルチパスフェージング ,  *周波数オフセット推定 ,  周波数偏差 ,  直接スペクトル拡散

分類 (3件)： 信号理論  (ND02020G) ,  無線通信一般  (ND08010L) ,  数値計算  (JE02000J)

引用文献 (20件)：

• C.Y. Chong and S.P. Kumar, “Sensor networks: Evolution, opportunities, and challenges,“ Proc. IEEE, vol.91, no.8, pp.1247-1256, 2003.
• H. Morikawa, “M2M for driving social innovation,“ 2013 International Symposium on Intelligent Signal Processing and Communication Systems (ISPACS 2013), 2013.
• A. Ogawa, T. Yamazato, and T. Ohtsuki, “Information and signal processing for sensor network,“ IEICE Trans. Fundamentals, vol.E87-A, no.10, pp.2599-2606, Oct. 2004.
• H. Ochiai, P. Mitran, H.V. Poor, and V. Tarokh, “Collaborative beamforming for distributed wireless ad hoc sensor networks,“ IEEE Trans. Signal Process., vol.53, no.11, pp.4110-4124, 2005.
• H. Ochiai, P. Mitran, H.V. Poor, and V. Tarokh, “On the effects of phase estimation errors on collaborative beamforming in wireless ad hoc networks,“ Proc. 2005 IEEE International Conference on Acoustics, Speech, and Signal Processing (ICASSP 2005), vol.3, pp.657-660, 2005.

タイトルに関連する用語 (2件)： 特異値分解 ,  周波数オフセット推定