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J-GLOBAL ID：201502201648879339   整理番号：15A0358784

小規模建築物に用いる既製コンクリート圧入杭の支持力特性に関する統計的検討

STATISTICAL STUDY ON BEARING CAPACITY OF PRESS-IN CONCRETE PILE FOR SMALL BUILDINGS

著者 (4件)： 廣瀬竜也 (日本建築総合試) ,  廣瀬竜也 (関西大 大学院理工学研究科) ,  伊藤淳志 (関西大 環境都市工) ,  下平祐司 (日本建築総合試)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 709  ページ： 419-425  発行年： 2015年03月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 戸建住宅等の小規模建築物に用いる小口径既製コンクリート圧入杭の支持力について検討した。4種類の断面形状(円形,正八角形,変十角形,H型)のコンクリート圧入杭工法の載荷試験データを対象に,先端支持力度および周面摩擦力度とSWS試験結果から求められる換算N値との関係について統計的に検討した。その結果,以下の知見を得た。1)コンクリート圧入杭の先端荷重を極限先端荷重で除した値と先端沈下量を杭径Dの10%で除した値との関係の平均曲線には,施工時の圧入力による杭先端地盤への応力履歴の影響が認められた。2)先端地盤が砂質土の場合は杭先端下方1D~上方1D間の平均換算N値,粘性土の場合は杭先端下方2D~上方1D間の平均換算N値との相関性が最も高い。3)施工時の打ち止め圧入力は,載荷試験結果から求められる短期許容支持力にほぼ等しく,打ち止め圧入力を短期許容支持力以上として管理することの有用性が確認された。

シソーラス用語： *コンクリート杭 ,  小口径 ,  *支持力 ,  変断面杭 ,  摩擦力 ,  貫入試験 ,  N値 ,  統計的方法 ,  砂質土 ,  粘性土 ,  杭工事 ,  建設管理 ,  載荷試験 ,  既製コンクリート杭 ,  周面摩擦力【杭】 ,  先端支持力 ,  スウェーデン式サウンディング
準シソーラス用語： *コンクリート圧入杭 ,  スウェーデン式サウンディング試験 ,  圧入工法 ,  圧入杭 ,  換算N値 ,  打ち止め ,  短期許容支持力

分類 (1件)： 杭,杭基礎,矢板式基礎  (RA03080W)

引用文献 (12件)：

• 1) 廣瀬竜也,伊藤淳志,下平祐司:小規模建築物に用いる回転貫入杭の支持力特性に関する統計的検討,日本建築学会構造系論文集,No.701,pp.933-939,2014.7
• 2) 山肩邦男,伊藤淳志,山田毅,田中健:場所打ちコンクリート杭の極限先端荷重および先端荷重~先端沈下量特性に関する統計的研究,日本建築学会構造系論文報告集,No.423,pp.137-146,1991.5
• 3) 山肩邦男,伊藤淳志,田中健,倉本良之:埋込み杭の極限先端荷重および先端荷重~先端沈下量特性に関する統計的研究,日本建築学会構造系論文報告集,No.436,pp.81-89,1992.6
• 4) 岸田英明,高野昭信:砂層を支持地盤とするNon-displacement pile(埋込み杭・場所打ちコンクリート杭)の先端支持力,第23回土質工学シンポジウム,pp.25-32,1978.11
• 5) 日本建築学会:小規模建築物基礎設計指針,p.186,2008.

タイトルに関連する用語 (6件)： 小規模建築物 ,  コンクリート ,  圧入 ,  杭 ,  支持力 ,  統計