文献

J-GLOBAL ID：201502201879524437   整理番号：15A0906089

がん免疫療法および新しい免疫調節性標的の併用

Combination cancer immunotherapy and new immunomodulatory targets

著者 (4件)： MAHONEY Kathleen M. (Harvard Medical School, Massachusetts, USA) ,  FREEMAN Gordon J. (Harvard Medical School, Massachusetts, USA) ,  RENNERT Paul D. (SugarCone Biotech, Massachusetts, USA) ,  RENNERT Paul D. (Videre Biotherapeutics, Massachusetts, USA)
資料名： Nature Reviews. Drug Discovery  (Nature Reviews. Drug Discovery)
巻： 14  号： 8  ページ： 561-584  発行年： 2015年08月 
JST資料番号： W1376A  ISSN： 1474-1776  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： PD1(programmed death-1),PDL1(programmed death-ligand1),CTLA4(cytotoxic T lymphocyte antigen-4)のような免疫チェックポイントタンパク質を治療標的とすることで,免疫を抑制する種々のシグナルが阻止され,効果的な抗腫瘍応答が患者に引き起こされて,さまざまながんで目覚ましい効果が得られている。CTLA4阻害剤,PD1阻害剤あるいはPDL1阻害剤の単剤投与は,一部の患者では,長期間持続する腫瘍退縮につながっている。また,PD1阻害剤とCTLA4阻害剤の併用は抗腫瘍効果を増強している可能性がある。免疫を調節する他のさまざまな経路,そして腫瘍の微小環境で骨髄系細胞や間質細胞が発現あるいは分泌する抑制性因子も,免疫チェックポイントの遮断と相乗作用が見られる可能性のある標的である。免疫系では標的となり得る分子や経路が多岐にわたるため,どの薬の組み合わせの開発を進めるべきか,どのような患者がこうした治療で恩恵を受けられるか,などが取り組むべき重大な問題となる。本総説では,腫瘍細胞表面や腫瘍微小環境で発現していて,抗腫瘍免疫応答の増強を見込める主要な薬剤標的について論じる。Copyright Nature Publishing Group 2015

シソーラス用語： *免疫療法 ,  *薬物療法 ,  *免疫反応 ,  *CD抗原 ,  *膜タンパク質 ,  *ターゲット ,  *併用効果 ,  *抗腫瘍薬 ,  *モノクローナル抗体 ,  副作用 ,  併用療法 ,  酵素阻害剤 ,  VEGF ,  *TNF受容体 ,  分子標的治療薬 ,  細胞接着受容体 ,  *膜貫通タンパク質 ,  CD28抗原 ,  NK細胞 ,  細胞生理 ,  膜糖タンパク質 ,  細胞死
準シソーラス用語： 4-1BB ,  B7 ,  *B7-H1 ,  BRAF阻害薬 ,  *CTLA4 ,  CTLA4阻害剤 ,  PD1阻害剤 ,  PDL1阻害剤 ,  *PD-1 ,  PF-05082566 ,  イピリムマブ ,  ウレルマブ ,  セツキシマブ ,  タイトジャンクション蛋白質 ,  ポリオウイルス受容体 ,  リリルマブ ,  ペンブロリズマブ ,  癌化学療法 ,  *癌免疫療法 ,  腫瘍内微小環境 ,  免疫グロブリンスーパーファミリー ,  *免疫チェックポイント阻害薬 ,  *免疫調節 ,  *薬剤標的

分類 (3件)： 腫ようの免疫療法  (GE03035B) ,  免疫療法薬・血液製剤の臨床への応用  (GW22020O) ,  抗腫よう薬の臨床への応用  (GW16020L)

物質索引 (4件)： ニボルマブ ,  スニチニブ ,  パゾパニブ ,  ベムラフェニブ

タイトルに関連する用語 (4件)： がん免疫療法 ,  免疫調節 ,  標的 ,  併用