抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,切削の概念とアルミニウムの切削の実際とその改善について述べた。まず,切削とは”切る””削る”を合成して切削と呼称した。その目的は刃物・切削工具を使用し,不要な部分を破壊・分離し,所望の寸法と形状を持った製品を作ることである。切削性能はすくい面状に作用する摩擦力を如何に低減させるかに尽きる。次に,旋盤;バイトとボール盤;ツイストドリルによる切削加工について述べた。切りくずの形態や形状に切削良否かが現れ,それを観察することでトラブル発生の要因を知り,問題解決への手がかりとなる。更に,アルミニウム切削の実際について述べた。アルミニウム切削の最大の課題は,工具すくい面の凝着摩擦の緩和と連続切りくずの切・折断による後工程である。最後に,アルミニウム切断の改善について述べた。ここでは切削性能に重要な影響を及ぼす,切りくずの流出性には,ねじれすくい面の凝着摩擦の低減が極めて有効であることについて述べた。