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J-GLOBAL ID：201502201975496347   整理番号：15A0919959

水構造に対するイオンの効果: 低磁場¹HT₁NMR緩和測定法

Effects of ions on water structure: a low-field ¹H T₁ NMR relaxometry approach

著者 (1件)： CONTE Pellegrino (Dipartimento di Scienze Agrarie e Forestali, Universita degli Studi di Palermo, v.le delle Scienze edificio 4, 90128 ...)
資料名： Magnetic Resonance in Chemistry  (Magnetic Resonance in Chemistry)
巻： 53  号： 9  ページ： 711-718  発行年： 2015年09月 
JST資料番号： H0446A  ISSN： 0749-1581  CODEN： MRCHEG  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 塩の水溶液は環境生物地球化学諸過程および生体分子の構造的性質に対するそれらの効果のため,自然界において重要な役割を演じている。溶解すると塩はイオンに分裂し,溶媒和される。水和殻中の水は¹HT₁緩和測定法によってモニタできる分子運動に従う。この方法は,温度可変実験により水とイオンの間の相互作用の性質の算出を可能にする。塩濃度の異なる水溶液中で緩和測定を行うことにより,水凝集体の構造化と脱構造化におけるイオンの役割に対する認定が可能である。数学的モデルを6種類の環境関連塩,すなわち,NaCl,KCl,CaCl₂,CaCO₃,NaNO₃及びNH₄NO₃,に適用した。KCl-R₁の濃度依存性だけが直線的であった。このモデルは希薄溶液にだけ有効であると考えられている文献に報告された一つと一致した。しかしながら,本研究では,KClに対する直線性の範囲が飽和点まで拡張されることが分かった。NaCl,CaCl₂及びCaCO₃に対してはR₁-濃度曲線の非線形性を解釈するため,それを指数関数型として用いることにより修正した。非線形性は濃度の増加に伴って起こる無視できないイオン-イオン相互作用によって説明できた。最後に,硝酸イオン(NaNO₃とNH₄NO₃中)とアンモニウムイオン(NH₄NO₃中)の周りの非対称的分布を解釈するためにはさらなる修正が必要である。本研究は,土壌及びバイオ炭改良土壌の様な固体表面との平衡条件において水溶液中のイオンの拡散機構の理解に対する予備的結果である。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *液体構造 ,  *陽子磁気共鳴 ,  *水和 ,  *イオン ,  塩化ナトリウム ,  塩化カリウム ,  塩化カルシウム ,  炭酸カルシウム ,  硝酸ナトリウム ,  硝酸アンモニウム ,  *核磁気緩和
準シソーラス用語： *水構造

分類 (3件)： 磁気共鳴・磁気緩和一般  (BM07010T) ,  土壌化学  (FB04040C) ,  電解質水溶液  (CB05020K)

タイトルに関連する用語 (4件)： 水構造 ,  イオン ,  低磁場 ,  測定法