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J-GLOBAL ID:201502201985115759   整理番号:15A1343185

酸化的付加に関するテュートリアル

Tutorial on Oxidative Addition
著者 (1件):
資料名:
巻: 34  号: 20  ページ: 4784-4795  発行年: 2015年10月26日 
JST資料番号: E0965A  ISSN: 0276-7333  CODEN: ORGND7  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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有機金属化学における酸化的付加反応の種類,特性,主としてハロゲン化アルキル(RX)の酸化的付加の反応機構,および応用例を示した。最初の例は,IrCl(CO)(PPh)2に対するA-B(HCl,Cl2,H2など)の酸化的付加によるIrClAB(CO)(PPh2)の生成で金属酸化状態変化Ir(I)→(III),配位数増加4→6および配位結合が関与する電子数の増加16→18(安定)を伴う。RXの酸化的付加の場合は,反応前後の電子数変化がゼロ,+1,+2に3分類した。ゼロの場合,反応前後で同電子数18,金属酸化状態変化は+2,配位数変化は1で,反応機構は,多くの場合,有機化学のSN2反応と同等で,反応速度は,アルキル基およびハロゲンの種類に大きく影響される。ただし,シクロプロピル基など開環を伴う場合は,ラジカル反応に変化する。+1の場合は,[Co(CN)2]-3のように,ラジカル反応が支配的となる。+2の場合は,Ir(I)錯体の例のようにゼロの場合と同様,SN2反応に従うが,ハロゲンがヨウ素から臭素に変化するとラジカル反応が優先される。有機反応への応用例としてSuzuki反応,Negishi反応およびHeck反応を中心に解説し,立体的嵩高性やアルキル基種類の影響を示した。工業的な代表例としてモンサント法のロジウム触媒を用いたメタノールのCO付加による酢酸プロセスおよびイリジウム触媒を用いた改良Cativa法を紹介し,反応機構を示した。
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