抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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自動車排ガス浄化はハニカム構造に担持された触媒の作用によってなされている。ハニカム上に触媒を担持させるためには,通常触媒とポリマーの混合体からなるスラリーを用いて被覆しているが,焼成時にポリマーの残渣が生じ触媒性能に悪影響を及ぼす課題がある。本研究においては,この問題を克服するために,添加剤無しでの被覆を検討した。調製した触媒とジルコニア粉末を溶媒に混合することでスラリーを作製し,コーディエライトおよびSiC製ハニカムを浸漬することで被覆を行なった。その後,800°C×3h,空気中での熱処理を行なった。調製した触媒粉末のミクロ組織観察と結晶構造解析,被覆状態の評価および触媒活性評価を実施した。これらの実験から,スラリーの組成を適正化することでいずれのハニカムにも均一な被覆が可能なこと,および,得た触媒は十分な活性を持つことを明らかにした。