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J-GLOBAL ID:201502202045293787   整理番号:15A0867756

牛ふん堆肥の連用が飼料イネ(Oryza sativa L.)栽培水田からの窒素・リン・カリウムの流出に与える影響-ライシメータ試験の結果

Effects of Cattle Manure Application on the Leaching of Nitrogen, Phosphorus, and Potassium from Forage Rice Paddies-Results from Lysimeter Experiments.
著者 (5件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 74-82  発行年: 2015年07月15日 
JST資料番号: Y0119B  ISSN: 0447-5933  CODEN: NSGIDM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2003-2009年に牛ふん堆肥(堆肥)の施用量の違いとイネ作付けの有無がライシメータ水田からの窒素,リンおよびカリウムの流出に与える影響を調査した。堆肥散布から入水までの期間降水量が多いと,堆肥施用量の増加に伴い全窒素浸透流出量が増加した。イネ収穫後の窒素,リンおよびカリウムの浸透流出量はイネ栽培期間と同等かそれ以下であった。栽培期間の窒素,リンおよびカリウムの浸透流出は堆肥6kg/m2連用で増えたが,堆肥2kg/m2連用では無堆肥と同程度であった。イネを作付けしない年には夏以降に窒素浸透流出量が著しく増加したが,リン・カリウムの浸透流出は増加しなかった。堆肥6kg/m2連用によりイネの収量は増加したが,窒素,リンおよびカリウムの著しい流出と土壌への蓄積が起こったため,飼料イネ生産には堆肥2kg/m2程度の連用が望ましいと考えられた。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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土壌化学  ,  肥料一般  ,  飼料作物,草地 
引用文献 (31件):
  • 福岡県農政部(2003)福岡県水稲・麦施肥基準.福岡県,福岡,p24
  • 原 嘉隆・土屋一成・中野恵子・田中章浩(2008)熟度が異なる牛糞堆肥を飼料イネ栽培前後に施用した水田土ポットにおける冬季の窒素溶脱.日作九支報74:14-16
  • 長谷川清善・小林正幸・中村 稔(1985)水田における有機物施用が水質に及ぼす影響(第3報).滋賀県農試研報26:20-33
  • 蓮川博之・柴原藤善・駒井佐知子・水谷 智・大林博幸・藤井吉隆・須戸 幹(2009)環境こだわり農業の取り組みによる水稲作付け期の流出負荷低減効果.滋賀県農試研報48:1-21
  • 畠中哲哉(2005)自給飼料生産圃場における土壌化学性と飼料作物の無機成分濃度の実態,問題点および改善法:栃木県北部における調査.日草誌51:314-318
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