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J-GLOBAL ID:201502202058660614   整理番号:15A1025261

病害虫の適応型防御とスイッチング捕食は複数の天敵による生物的防除を改良する

Adaptive defense of pests and switching predation can improve biological control by multiple natural enemies
著者 (3件):
資料名:
巻: 57  号:ページ: 381-395  発行年: 2015年04月 
JST資料番号: Y0467A  ISSN: 1438-3896  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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生物的防除における最も重要な疑問の1つは複数の天敵が単一の最大級の敵より大きな農業病害虫抑制を提供できるかどうかである。多くの場合,天敵ギルド内捕食(IGP)は複数の敵による生物的防除失敗の説明に引き合いに出され,古典的なIGP理論研究はこの見解を支持した。しかしながら,経験的研究は決定的ではなく,正と負の両方の結果を生じた。病害虫の抗捕食者挙動と雑食性天敵の餌スイッチングを考慮して古典モデルを拡張し,有害生物防除へのそれらの効果を調査する。病害虫は個々の捕食者への特異的防御努力を適応配分でき,雑食性天敵は餌動物に対するタイプIII機能反応により不均衡に比較的豊富な餌動物をより多く消費(スイッチング捕食)できると仮定する。適応型防御は病害虫を増大するが,IGPが小さい場合の病害虫防御には複数の天敵導入が支持されることをモデルは予測した。対照的に,適応型防御がない場合にスイッチング捕食は古典的研究例のように複数の天敵による有害生物防除が有利とはならなかった。しかしながら,スイッチング捕食は雑食者への病害虫防御の必要性を低下させ,適応型防御効果を相殺する。したがって,IGPが大きくても,病害虫が適応型防御を用いる場合に有害生物防除のための複数の天敵導入は有利であった。餌動物と捕食者の挙動型と組合せが複数の天敵による生物的防除の定性的結果に大きな影響を及ぼす可能性を示唆する。Copyright 2014 The Society of Population Ecology and Springer Japan Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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生物的防除  ,  異種生物間相互作用 
引用文献 (57件):
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