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J-GLOBAL ID:201502202075051230   整理番号:15A0502482

Aspergillus nidulansの主要な酢酸トランスポーターAcpAの発現および特異性プロファイル

Expression and specificity profile of the major acetate transporter AcpA in Aspergillus nidulans
著者 (4件):
資料名:
巻: 76  ページ: 93-103  発行年: 2015年03月 
JST資料番号: W0857A  ISSN: 1087-1845  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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AcpAは,Aspergillus nidulansにおける唯一の炭素源としての酢酸の取り込みおよび利用のための必須の高親和性トランスポーターである。本研究では,AcpAの発現プロファイルを分析し,その基質特異性を決定した。AcpA媒介性の酢酸輸送は分生子の発芽の開始から検出され,発芽管の出現時にピークとなり,発芽体および若い菌糸体では基底レベルに下がるが,この時には第二の酢酸トランスポーターが出現する。AcpA活性はまた,増殖培地中に存在する酢酸塩に応答するが,炭素または窒素カタボライト抑制は受けない。短鎖モノカルボン酸(安息香酸,ぎ酸,酪酸プロピオン酸)は,AcpAで媒介される酢酸の輸送を阻害し,その見かけの阻害定数(Ki)はそれぞれ,16.89±2.12,9.25±1.01,12.06±3.29および1.44±0.13mmであった。AcpAは,その出芽酵母ホモログAdy2pで提案されているように,直接的にアンモニア輸送に関与することは示されなかった。この論文の第二部では,菌糸体で発現する未知の酢酸トランスポーターおよび酢酸塩の取り込みに寄与する可能性がある他のトランスポーターを探索した。in silico分析,ヌル変異体の遺伝子構築,および取り込み分析により,AcpBという名前のAcpAホモログ(AN1839)が,菌糸の”失われた”第二の酢酸トランスポーターであることが明らかになった。また,JenA (AN6095)およびJenB (AN6703)という名前の2つの主要な短鎖カルボン酸(乳酸,コハク酸,ピルビン酸およびリンゴ酸)トランスポーターを同定したが,これらは酢酸の取り込みには関与していなかった。本研究は,糸状子のう菌類における酢酸およびカルボン酸輸送をさらに利用するためのフレームワークを確立した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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微生物の生化学  ,  遺伝子発現 
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