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J-GLOBAL ID:201502202081998990   整理番号:15A0365294

リコールにより回収・点検実施後の電気ケトルから出火した事例

著者 (1件):
資料名:
巻: 65  号:ページ: 53-56  発行年: 2015年02月20日 
JST資料番号: S0193A  ISSN: 0449-9042  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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社告該当製品として輸入販売会社が回収し点検結果から異状はないとして返却された電気ケトルから出火した火災事例を紹介した。この事例は,火元建物居住者(火元者)が就寝中にきな臭い臭気を感じ,カウンター上の電気ケトルからの出火を発見し,水道水及び濡れタオルで消火したものである。この電気ケトルは,空焚き防止機能が正常に働かないのでリコールされた製品であるが,上記の通り異常なしとして返却されたものである。鑑識見分として,電気ケトルの電源プレート部分及びポット状の本体部分,電源プレート部分,電源プレートの各部品,本体部分などにつき詳細に調べた結果,1)ヒータ外装のアルミニウムに溶融,亀裂等が認められること,2)ステンレススチール製の容器底面が茶褐色に変色していることから,ヒータが異常に過熱したことが挙げられた。出火原因としては入っていない状態でスイッチが押され空焚き状態になり,この状態が継続したことにより過熱,合成樹脂成型部分に着火したものであることを確認した。また,本件は珍しい事例であったが,製品の再リコール,輸入販売会社によるプレス発表,マスコミによる報道などが行われ,迅速な再発防止措置が図られたものであった。
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分類 (2件):
分類
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火災  ,  家庭電器 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
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