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J-GLOBAL ID：201502202119133582   整理番号：15A1200004

アルミニウム合金材と鋼材の異種金属接合用フラックスコアードワイヤの開発

著者 (3件)： 松本剛 (神戸製鋼所) ,  橋村徹 (神戸製鋼所 機械研) ,  大西武志 (ナイス)
資料名： アルミニウム  (Aluminium)
巻： 22  号： 94  ページ： 1-3  発行年： 2015年09月30日 
JST資料番号： F0129A  ISSN： 1340-8038  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アルミニウム合金材と鋼材との異種金属接合の通常の溶接では,接合界面に脆弱なFe-Al径金属間化合物(IMC)が形成され,その継手強度は低下する。しかしこれまでの研究で,ろう付けアルミフラックスコアードワイヤ(アルミFCW)の使用はIMC形成を抑制することが分かったが,ワイヤの座屈,溶滴移行の不安定などの課題があった。そこで本研究では,アルミFCWを適用した時に生じる課題の解決のため,アルミ合金材AA6022Pと鋼材590MPa級GA鋼の重ねすみ肉継手を使用したレーザーブレーズ溶接を行い,ワイヤと接合技術の検討を行った。その結果,1)アルミ合金材と鋼材の異種金属接合に適したアルミFCWのコンセプトを明確にした。2)それは,新組成のソリッドワイヤ,及びフッ化アルミカリウム化合物をベースとしたフラックスとの組み合わせであった。3)これにより,従来では困難であったアルミ合金と鋼材の異種接合が可能となった。

シソーラス用語： アルミニウム合金 ,  高張力鋼 ,  亜鉛めっき鋼板 ,  *フラックス入ワイヤ ,  ソリッドワイヤ ,  溶接フラックス ,  カリウム化合物 ,  フッ化アルミニウム ,  *溶接性 ,  金属間化合物 ,  レーザ溶接 ,  溶接継手 ,  溶滴移行 ,  付着強さ ,  機械的性質 ,  *異種金属溶接
準シソーラス用語： AA6022 ,  *フラックスコアードワイヤ ,  隅肉継手 ,  継手効率 ,  断面形状

分類 (2件)： 溶接材料  (WC07120E) ,  溶接性,溶接性試験  (WC07070Y)

引用文献 (3件)：

• 松本他:自動車技術会論文集,Vol.42,No.2,p.591-596,(2011)
• 松本他:神戸製鋼技報 Vol.62 No.2 (Oct. 2012)
• 大西:溶接技術, Vol.62 p.46-50 (Jul. 2014)

タイトルに関連する用語 (5件)： アルミニウム合金材 ,  鋼材 ,  異種金属接合 ,  フラックスコアードワイヤ ,  開発