抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
条約の実施確保は,通常は,その目的に沿った国内措置が締約国において整備されることによって行われる。その促進のために,特定の条文の解釈が示されたり,義務達成のための標準的な行為や枠組みが提示されたりしている。それらは,条文自体が行うこともあるが,締約国会議によって採択された決定や指針などによって行われることもある。そのような対応は,一面的ではなく,重層的に展開している。本稿では,重層構造の下で国内措置の整備が求められている最近の事例である,REDD+セーフガード情報提供システムに関する国内措置および名古屋議定書の下での利用国の国内措置を取り上げて検討する。どちらの事例の国内措置の整備にあたっても,それに係わる重層構造の全体像とその中での位置づけの把握,また,その背景事情の正確な理解が不可欠である。(著者抄録)