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J-GLOBAL ID：201502202199652410   整理番号：15A0222985

ガラス生成液体の動力学 18 エントロピーは構造緩和時間を制御するか?

Dynamics of glass-forming liquids. XVIII. Does entropy control structural relaxation times?

著者 (2件)： SAMANTA Subarna (Dep. of Chemistry and Biochemistry, Arizona State Univ., Tempe, Arizona 85287-1604, USA) ,  RICHERT Ranko (Dep. of Chemistry and Biochemistry, Arizona State Univ., Tempe, Arizona 85287-1604, USA)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 142  号： 4  ページ： 044504-044504-10  発行年： 2015年01月28日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 粘性のグリセリンの大きいバイアス電場存在下における誘電動力学を検討した。誘電飽和および分極異方性とは別に定常状態構造緩和時間が225kV/cm直流電場の存在下に直線応答緩和時間より2.7%長く,ガラス転移点(T_g)の電場誘起シフト+84mKに相当することを見出した。この結果は最近の報告[G.P.Johari,J.Chem.Phys.138,154503(2013)]による配置間エントロピーのAdams-Gibbs式に従う遅い動力学への転換による電場誘起減少に基づく時定数の3.0%増大とよく対応した。ガラス転移点の電場依存性に関する他のモデルをあわせて考察した。電気光学Kerr効果に関連する観察と同様に,電場誘起効果の立ち上がり時間は電場の停止による減衰に比べてずっと長かった。シクロオクタノールの柔粘性結晶の配向緩和時間はバイアス電場に敏感であり,150kV/cm電場により13.5%増大し,T_gの0.58K増大に対応した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ガラス転移 ,  *液体 ,  動力学 ,  *エントロピー ,  *構造緩和 ,  緩和時間 ,  粘性流体 ,  電場効果 ,  誘電緩和 ,  異方性 ,  ガラス転移点 ,  Kerr効果 ,  *柔粘性結晶 ,  回転緩和 ,  脂肪族アルコール ,  ポリオール
準シソーラス用語： ガラス化 ,  配向緩和

分類 (4件)： 非晶質の構造一般  (BK04010S) ,  相転移・臨界現象一般  (BL04010V) ,  誘電体一般  (BM05010F) ,  化合物の化学熱力学(純物質)  (CB02023O)

物質索引 (2件)： グリセリン ,  シクロオクタノール

タイトルに関連する用語 (4件)： ガラス ,  動力学 ,  エントロピー ,  緩和時間