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J-GLOBAL ID:201502202209204527   整理番号:15A1078165

スラッジの嫌気的消化過程で生存するが培養不能なサルモネラ属菌と赤痢菌属菌の定量並びにケーク貯蔵過程のそれらの再活性化

Quantification of viable but nonculturable Salmonella spp. and Shigella spp. during sludge anaerobic digestion and their reactivation during cake storage
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資料名:
巻: 119  号:ページ: 1138-1147  発行年: 2015年10月 
JST資料番号: A0635A  ISSN: 1364-5072  CODEN: JAMIFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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目的:しばしば培養による検出に失敗し,生活環境が改善した場合に培養性を取り戻すことが可能な生存するが培養不能(VBNC)な細菌性病原体での存在について報告した。嫌気性消化過程のバイオソリッドにおけるVBNCサルモネラ属菌と赤痢菌属菌の発生およびケークの貯蔵過程の再活性化について測定した。方法と結果:下水スラッジの中温性,温度段階的,高温性嫌気性消化中並びにその後の貯蔵過程でのVBNCサルモネラ属菌と赤痢菌属菌の発生を,RT-qPCRと最確数(MPN)法により調べた。高温性消化過程のサルモネラ属菌と赤痢菌属菌のVBNCの発生率は,中温性消化よりも4桁高かった。したがって,VBNC病原体の高い蘇生率も,高温性消化スラッジ中で達成した。その結果,ケーク貯蔵後の高温性消化スラッジ中の培養可能なネズミチフス菌の含有量は,中温性消化よりも二桁高かった。定量的PCRと逆転写定量的PCRアッセイの結果は,二つの細菌カウント数がケークの貯蔵を通して安定で残存していることを示した。結論:本結果は,遠心脱水後の培養可能なサルモネラ属菌と赤痢菌属菌の上昇が,VBNC状態から培養可能な状態への蘇生に起因することを示唆した。研究の意義と影響:高温性嫌気性消化は主にサルモネラ属菌と赤痢菌属菌の殺菌よりもVBNC状態を誘導し,温度段階的嫌気性消化による下水スラッジの生物学的安全性を慎重に評価する必要があることを示唆した。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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微生物検査法  ,  下水,廃水の生物学的処理 
タイトルに関連する用語 (12件):
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