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J-GLOBAL ID:201502202211128455   整理番号:15A0940166

双子葉雑草Papaver rhoeasにおけるアセト乳酸シンターゼ(ALS)を阻害する除草剤に対する非作用点ベース抵抗性の発生,遺伝的制御と進化

Occurrence, genetic control and evolution of non-target-site based resistance to herbicides inhibiting acetolactate synthase (ALS) in the dicot weed Papaver rhoeas
著者 (3件):
資料名:
巻: 238  ページ: 158-169  発行年: 2015年09月 
JST資料番号: C0945B  ISSN: 0168-9452  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アイルランド (IRL)  言語: 英語 (EN)
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除草剤に対する非作用点抵抗性(NTSR)は,雑草の化学的防除で重要な問題である。NTSRの研究は,イネ科雑草がほとんどで,双子葉雑草ではほとんど実施されていない。本研究では,イミダゾリノン系除草剤イマザモックスに対する潜在的なNTSRを有する植物の後代を供試して,Papaver rhoeas(ヒナゲシ)におけるアセト乳酸シンターゼ(ALS)阻害剤に対するNTSRの発生,遺伝と遺伝的制御について調査した。イマザモックスに対するNTSRは,連続2世代にわたって親から遺伝した。トリトスルフロン(スルホニルウレア系)に対するNTSRは,F1世代で観察され,F2世代に遺伝した。フロラスラム(トリアゾロピリミジン系)に対するNTSRは,F2世代で出現した。この知見によって,NTSRは,ポリジーン遺伝であり,単一植物において,個々には微弱な効果を持つ遺伝子座の世代にわたる蓄積によって徐々に形成されたことが示唆される。また,除草剤耐性を付与するALS対立遺伝子は,ヒナゲシ植物におけるNTSR遺伝子座と共存できることが実証された。これまでの研究は,ヒナゲシのTSRに焦点があてられ,この種におけるNTSRの重要性が過小評価されてきた可能性が高い。このことは,他の双子葉植物種にも適用できる。本データから,ヒナゲシにおけるALS阻害剤に対する耐性は複合的であり,異なる化学物質ファミリーのALS阻害剤に対する耐性を付与する既知の突然変異ALS対立遺伝子と未知のNTSR遺伝子座の集合が関与していると考えられる。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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雑草による植物被害  ,  雑草に対する農薬  ,  遺伝的変異 

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