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J-GLOBAL ID:201502202241538313   整理番号:15A0859706

CRISPR/Cas9システムを用いた胚発生時のBombyx Wnt1の機能解析

Functional analysis of Bombyx Wnt1 during embryogenesis using the CRISPR/Cas9 system
著者 (7件):
資料名:
巻: 79  ページ: 73-79  発行年: 2015年08月 
JST資料番号: C0585A  ISSN: 0022-1910  CODEN: JIPHAF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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CRISPR関連システムのような近年確立された特別設計ヌクレアーゼ技術はゲノムエディティングツールとして興味深い。CRISPR/Cas9システムを用いた標的遺伝子変異誘発は幾つかの昆虫で行われている。しかし,Drosophila melanogasterや鱗翅類モデル昆虫のBombyx moriに関する研究外では,成功した例はほとんどなく,他の昆虫で用いることができる有効な遺伝子操作ツールがないためであると思われる。特に昆虫の胚発生時の遺伝子機能を分析するような,遺伝子ノックアウト解析の簡素で効果的な方法を作成するため,Cas9/sgRNA媒介遺伝子変異誘発を用いたBombyx Wnt1(BmWnt1)遺伝子の機能解析を行った。Wnt1遺伝子は様々な生物で胚性パターニングに必要で,胚発生時のその決定的役割が幾つかの昆虫で明らかになった。Bombyx胚へのCas9 mRNAとBmWnt1特異性sgRNAの直接注入は,典型的なWnt欠落表現型を誘発した。注入された胚は孵化することができず,用量依存的に体分割や着色に深刻な欠陥がみられた。定量的リアルタイムPCR(qRT-PCR)解析から,Hox遺伝子はBmWnt1消耗後に下方制御されることが明らかになった。更に,18Kbまでの大型欠失が起こっていた。現在の研究では,CRISPR/Cas9システムを用いることで,昆虫の胚発生時の標的遺伝子変異誘発を起こす有用な手法であることが立証できた。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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発生と分化  ,  遺伝子操作 
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