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J-GLOBAL ID:201502202249715248   整理番号:15A0108909

固有のペルオキシダーゼ様活性を持つ金属有機構造体に基づくチアミンの高感度蛍光試験

A sensitive fluorescent assay for thiamine based on metal-organic frameworks with intrinsic peroxidase-like activity
著者 (7件):
資料名:
巻: 856  ページ: 90-95  発行年: 2015年01月26日 
JST資料番号: A0394A  ISSN: 0003-2670  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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調節可能な構造と特性を持つ金属有機構造体(MOFs)が,非常に興味深い機能性材料として最近出現した。しかし,酵素の模倣物としてのMOFsの触媒特性は,さらに研究する必要がある。本研究で筆者らは,ペルオキシダーゼ基質としてチアミン(TH)を使用し,銅系MOFs(HKUST-1)のペルオキシダーゼ様活性をはじめて実証した。HKUST-1は,H2O2の存在下で,非蛍光性THの強い蛍光性のチオクロムへの変換を効率的に触媒作用する。HKUST-1の触媒活性は,温度,pH,及びH2O2濃度に大きく依存する。ペルオキシダーゼ模倣物としてのHKUST-1は,低コスト,大きな安定性,及び容易な調製だけでなく,Michaelis-Menten挙動に従い,西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)よりもTHに大きな親和性を示す。HKUST-1のペルオキシダーゼ様活性に基づき,TH検出のための単純で高感度の蛍光法が開発された。THの検出限界は1μMで,検量線の直線性は4-700μMの範囲であった。THの検出限界は,HRP系蛍光試験の検出限界の約1/50である。本法は,錠剤TH投与後の尿試料中のTHの検出に首尾よく適用され,満足される結果を示した。筆者らは,本研究が酵素模倣物としてのMOFsの触媒挙動の理解を改善し,MOFsが生体試料の分析でより広い応用性を持つと考える。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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酵素の応用関連  ,  分光分析 

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