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J-GLOBAL ID：201502202268842243   整理番号：15A0798330

マツタケ栽培技術の開発を目指して マツタケ感染苗の作製

著者 (1件)： 村田仁 (森林総合研)
資料名： JATAFFジャーナル  (JATAFF Journal)
巻： 3  号： 7  ページ： 24-29  発行年： 2015年07月01日 
JST資料番号： Y0218B  ISSN： 2187-4948  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： マツタケ人工栽培の研究は100年以上行われてきたが,いまだに成功していない。マツタケは,生きているマツ科樹種の根に菌根と呼ばれる共生器官を形成することで林地に生育しているが,同様の条件を人工的に作り出すことができなかった。しかし,21世紀に入り,無菌的にアカマツの実生苗にマツタケの培養菌糸を接種して菌根を形成させ,シロと呼ばれるマツタケの根圏集落を作製することが可能になった。さらに実験室内で,マツタケが,マツ科以外の樹種とも根と相互作用し,シロを作ることが明らかになった。このようなマツタケ感染苗の作製方法を概説するとともに,感染苗が今後マツタケの栽培化にどのように発展していくかを考察した。(著者抄録)

シソーラス用語： *マツタケ ,  *栽培 ,  菌根 ,  アカマツ ,  根圏 ,  子実体 ,  生息環境 ,  菌類 ,  広葉樹 ,  シラカンバ ,  *栽培試験
準シソーラス用語： セドロ ,  マツタケのシロ ,  外生菌根 ,  共生菌【菌類】 ,  *人工栽培 ,  生育環境

分類 (3件)： 作物育種一般  (FC02010K) ,  野菜  (FC03043X) ,  発生,成長,分化  (EH02030U)

引用文献 (10件)：

• Guerin-Languette et al. (2004) Mycorrhiza, 15 : 301-305.
• 小林久泰ら(2007)日本きのこ学科誌,5(3):151-155.
• Murata, H. et al. (2013) Mycorrhiza, 23 : 235-242.
• Murata, H. et al. (2014) Mycorrhiza, 24 : 315-321.
• Murata, H. et al. (2015) Mycorrhiza, 25 : 237-241.

タイトルに関連する用語 (6件)： マツタケ ,  栽培 ,  開発 ,  感染 ,  苗 ,  作製