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J-GLOBAL ID:201502202303580966   整理番号:15A0860134

極低温における氷の動的圧縮挙動

Dynamic compressive behavior of ice at cryogenic temperatures
著者 (2件):
資料名:
巻: 118  ページ: 1-13  発行年: 2015年10月 
JST資料番号: A0504B  ISSN: 0165-232X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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この研究では,100s-1から1350s-1までの歪速度,-15°C to -173°C の温度範囲において,改良スプリット・ホプキンスン圧力バー(SHPB)を用いて一軸圧縮状態で蒸留水の氷(多結晶氷Ih)の動的挙動を検討した。ピーク圧縮強度は,温度が-15°C から -125°Cまで減少するにつれて,32MPaから112MPaまで増加することがとわかった。試験温度が-125°Cから-173°Cにさらに低下すると,ピーク強度はほぼ一定になり,110-120MPaになることが判った。それに加えて,氷サンプルは,-15°Cから-125°Cの温度範囲の試験では,歪速度の範囲にわたりポジティブな歪速度鋭敏性を示した。しかしなから,歪速度の対数に対するピーク強度の対数の鋭敏性は,試験温度の低下と共に低下した。そして,氷サンプルは-125°Cより低い試験温度では歪速度には鋭敏性を示さなかった。氷の動的圧縮挙動の面白い特徴は,-50°Cから-150°Cの範囲のテスト温度で動的応力・歪曲線に肩型/2重ピークが存在することである。蒸留水氷のピーク後の応力のもう一つの特性は,-15°Cの試験温度で,動的応力・歪曲線に長いテイルが存在することである。-150°C から -173°Cの低温では,残留強度は無視できることが判った。氷の動的挙動におけるこれらの知見は,氷サンプルの動的破壊に関連するディーテイルに寄与するものである。氷の残留動的強度は,粒子と粒子の摩擦滑りの間の断熱的な加熱によって生じ,ピーク応力後の氷の再結晶あるいは融解によって保たれ,湿潤で高度に破砕した粒状材料の混合体としての損傷氷であると考えることによって,良く理解できる。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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雪氷学 
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