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J-GLOBAL ID:201502202323281612   整理番号:15A1400337

葉酸欠乏はAPP/PS1マウス脳内のAβの蓄積を促進してアミロイド関連のmiRNA発現を低下する

Folic acid deficiency enhances abeta accumulation in APP/PS1 mice brain and decreases amyloid-associated miRNAs expression
著者 (8件):
資料名:
巻: 26  号: 12  ページ: 1502-1508  発行年: 2015年12月 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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最近の努力により,Alzheimer病(AD)の病因におけるmicroRNA(miRNA)経路が明らかになった。疫学研究は,葉酸欠乏とADリスクとの関係を明らかにした。しかしながらADの動物におけるmiRNA発現に及ぼす葉酸欠乏の影響は,認められていない。著者らはAPP/PS1マウスにおいて,葉酸欠乏がアミロイド-β(Aβ)ペプチド沈着を増強し,アミロイド関連miRNAs及び標的遺伝子発現を調節する可能性を見出すことを目的とした。APP/PS1マウス及びN2a細胞を葉酸欠乏飼料または培地で処理した。マウスの認知機能をMorris水迷路により評価した。miRNAプロファイルをポリメラーゼ連鎖反応(PCR)アレイにより調べた。発現した種々のmiRNAsはリアルタイムPCRにより検証した。Aβプラークの沈着は免疫組織化学アッセイ及び酵素結合免疫吸着アッセイにより評価した。マウス脳内及びN2a細胞内のAPP及びBACE1蛋白質はウェスタンブロットにより測定した。葉酸欠乏はADマウスにおけるアミロイド病理を悪化した。AD+FD群はプローブテストにおいて標的ゾーンで費やす時間が短かった。これらの遺伝子を標的とすることを予測したmiRNAの分析は,葉酸欠乏により異なって調節されるいくつかのmiRNA候補を明らかにした。葉酸欠乏処理したAPP/PS1マウス脳及びN2a細胞において,miR-106a-5p,miR-200b-3p及びmiR-339-5pはダウンレギュレートし,標的遺伝子APP及びBACE1はアップレギュレートした。結論として,葉酸欠乏は,APP/PS1マウス脳におけるAβ蓄積を強化し,アミロイド関連miRNA発現を減少することができる。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
代謝異常・栄養性疾患一般  ,  中枢神経系 

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