文献
J-GLOBAL ID:201502202389136923   整理番号:15A0895058

ビス(2,6-ジメチルベンゼンチオラート)トリス(トリメチルホスフィン)ルテニウム(II)における炭素-水素結合活性化:配位構造変換および溶媒効果

Carbon-Hydrogen Bond Activation in Bis(2,6-dimethylbenzenethiolato)tris(trimethylphosphine)ruthenium(II): Ligand Dances and Solvent Transformations
著者 (2件):
資料名:
巻: 34  号: 13  ページ: 3129-3140  発行年: 2015年07月13日 
JST資料番号: E0965A  ISSN: 0276-7333  CODEN: ORGND7  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
C-H結合活性化による炭化水素の官能化は,困難ではあるが重要な課題である。ビス(2,6-ジメチルベンゼンチオラート)トリス(トリメチルホスフィン)ルテニウム(II)錯体のオルト位メチル基のC-H結合活性化によるシクロメタル化が,ベンゼン溶媒では反応するが,メタノール溶媒では反応しないという興味ある最近の報告がある。本研究では,密度汎関数法を用いて反応機構を推定した。その結果,ベンゼン中では,溶媒効果によって錯体は三角両錐配位構造となり,近接効果によるσ結合メタセシスによって2,6-ジメチルベンゼンチオラート配位子のオルト位メチル基の分子内C-H結合活性化を促進し,PMe3によってアキシャル位のチオールが置換され,C-H活性化生成物が得られることが分かった。原因として,硫黄の孤立π電子対およびルテニウム4d軌道の電子的相互作用並びにメチル基同士の立体反発の影響が考えられる。一方,メタノール溶媒の場合は,極性や水素結合の影響で歪んだ平面ピラミッド型配位構造に変換され,メチル基ではなく,PM3がルテニウムに配位するため,C-H活性化が進行しないことが分かった。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
白金族元素の錯体  ,  有機りん化合物 
物質索引 (3件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る