抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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わが国の海岸は,各地で侵食が進み,その防止対策が急務である。海浜の侵食対策としては,離岸堤,突堤,あるいは潜堤が,用いられている。特に,潜堤は,景観にも優れ,いろいろなタイプがあるが,その多くは,コンクリートの厚さが小さめの長方形ブロックで形成され,設計波が襲来しても移動しない重量が設定されている。ブロックが可撓性の無いことから,波による洗掘のため,ブロック自体が海底中に沈み込む事例がある。また,ブロック製作・運搬にコストがかかる。そこで,河口部の護岸などで使われた蛇かご型(港湾築堤マット)の消波工(以下,マリンマット)を沿岸で用いることを提案し,大型の5~20t程度のマリンマットを,離岸堤や人工リーフとして活用することを検討した。マリンマットは,可撓性,透水性に優れているので,洗掘防止工として活用できる。本研究では,うねり性の波浪および津波流に対する安全性を実験により検討した。