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J-GLOBAL ID:201502202545287430   整理番号:15A1311325

都市沿岸域の人工湿地におけるCO2フラックスの四季調査とCO2吸収・放出量の推定

ESTIMATION OF CO2 BUDGET IN THE ARTIFICIAL SALT MARSH DEVELOPED AT URBAN COASTAL ZONE BY SEASONAL 24-HOUR FIELD INVESTIGATIONS OF CO2 FLUXES
著者 (7件):
資料名:
巻: 71  号:ページ: I.1327-I.1332 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: U0396A  ISSN: 1883-8944  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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大阪南港野鳥園北池の干潟干出面と海水面でCO2フラックスの24時間調査を季節ごとに実施した.干出面の見かけのフラックスは,-16.4~5.8 mg/m2/min(正:放出,負:吸収)で変動していたが,冬季は吸収も放出もほとんどなかった.一方,海水面の見かけのフラックスは,-2.5~2.0 mg/m2/minで,変動傾向は季節によって大きな違いは見られなかった.また,各フラックスと環境因子との関係を整理したところ,干出面の放出フラックスは泥温との間に,海水面のフラックスはpHとの間にそれぞれ相関が確認でき,単位クロロフィルa当たりの吸収量は最大光合成量と光量子量によって近似できることを確認した.最後に,潮汐により変化する干出面と海水面の面積とフラックスの日変化を考慮して湿地全体のCO2収支を計算した結果,野鳥園北池は全ての調査日でCO2の吸収源であることが分かった.(著者抄録)
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分類 (1件):
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沿岸海洋物理学 
引用文献 (10件):
  • 1) 寺田一美,鯉渕幸生,常田岳志,磯部雅彦:マングローブ水域の炭素収支に及ぼすガス交換機能の定量化,海岸工学論文集,Vol. 55,pp. 1186-1190,2008.
  • 2) Tokoro, T., Hosokawa, S., Miyoshi, E., Tada, K., Watanabe, K., Montani, S., Katayama, H., and Kuwae, T. : Netuptake of atmospheric CO2 by coastal submerged aquatic vegetation, Global Change Biology, Vol. 20, pp. 1873-1884, 2014.
  • 3) 大谷壮介,上月康則,山中亮一:河口干潟におけるヘナタリの炭素埋没量に関する基礎的研究,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 67,No. 2,pp. I_981-I_985,2014.
  • 4) 遠藤徹,中野雄介,板谷天馬,筏紀晶,矢持進:都市沿岸域に造成された人工塩性湿地のCO2収支に関する現地調査,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 70,No. 2,pp. I_1196- I_1200,2014.
  • 5) Yamochi, S., : Succession of marine fauna and nitrogen budget at two artificial tidal flats in Osaka Bay, Japan, Marine Pollution, Vol. 57, pp. 137-141, 2008.
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