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J-GLOBAL ID:201502202591068573   整理番号:15A1052182

摂食障害発生の家族性リスクが高い小児における社会的認知

Social cognition in children at familial high-risk of developing an eating disorder
著者 (5件):
資料名:
巻: 2015  号: Aug  ページ: WEB ONLY  発行年: 2015年08月 
JST資料番号: U7035A  ISSN: 1662-5153  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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目的:摂食障害(ED)の診断は社会的認知の差と関連する。社会的認知とEDを調べたこれまでの研究は患者と回復した標本を主な対象としてきた。そのため,社会的認知の差がEDの発症以前に存在するか,発症に寄与する可能性があるか,その差は障害の結果として生じたものかは分かっていない。筆者らはEDのリスクが高い対象者はED群で以前にみられた社会的認知の特性を示すかをさらに検討することをねらいとした。方法:標本は人口に基づくコホート(Avon両親・子供縦断調査研究ALSPAC)から抽出した。DSM障害の構造化臨床的面接(SCID)を用いて実施した詳細な臨床面接を通じ生涯にわたる母親のED行動に関するデータを収集し(n=1128),生涯にわたるED行動にしたがい母親を以下のように分類した:制限および過剰運動型(n=58),吐き型(n=70),むちゃ食い型(n=72),むちゃ食いおよび吐き型(n=66)。EDなし(n=862)。子供のハイリスク状態は母親の生涯にわたるこれら行動形質を用いて決定した。リスクが高い子供(母親のED曝露)とリスクが低い子供(母親にEDなし)で以下の3種類の社会的認知を比較した:社会的コミュニケーション障害チェックリスト(SCDC)(n=922),表情読み取り非言語的精度の診断解析(DANVA)の顔サブテスト(n=722),および感情的三者関係タスク(n=750)。結果:EDのリスクが高い子供はリスクが高い子供と比較して社会的認知の測定に関するパフォーマンスが不良であった。母親の生涯にわたるむちゃ食い,および母親の生涯にわたるむちゃ食いおよび吐きは子供において不良な社会的コミュニケーションと関連した。母親のむちゃ食いおよび吐きは社会的手掛かりによる恐怖の顔表情プロセスの違いおよび不良な認知と関連することも分かった。議論:EDのリスクが高い子供はリスクが低い子供と比較して社会的認知のいくつかの領域でわずかな差を示した。社会的認知の特徴的パターンはEDのリスクが高い子供でみられ,特に母親が生涯でむちゃ食いおよび吐き型となったときに顕著であった。筆者らの知見はこれらの差がEDの中間的形質の一部であるとする仮説を支持する:おそらくこれらの差はEDの発生や,またおそらく社会的認知異常を特徴とする精神疾患の部分的原因の指標となるであろう。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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精神科の基礎医学 
タイトルに関連する用語 (5件):
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