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J-GLOBAL ID:201502202869806791   整理番号:15A1143288

メラノーマ:繊維形成性黒色腫のエキソーム塩基配列決定からNFKBIEのプロモーターに頻発する変異およびMAPK経路のさまざまな活性化変異が明らかになる

Exome sequencing of desmoplastic melanoma identifies recurrent NFKBIE promoter mutations and diverse activating mutations in the MAPK pathway
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巻: 47  号: 10  ページ: 1194-1199  発行年: 2015年10月 
JST資料番号: W0430A  ISSN: 1061-4036  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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繊維形成性黒色腫は,肉腫性組織像や異なる臨床的挙動が見られる珍しいメラノーマの1つで,発症機序は分かっていない。我々は,繊維形成性黒色腫20試料について,低深度でのゲノム塩基配列決定と高深度でのエキソーム塩基配列決定を行い,次に,42症例の検証コホートにおいて293遺伝子の標的塩基配列決定を行った。繊維形成性黒色腫はその高い変異負荷(Mbあたり平均62個の変異)により,最も変異率の高いがんに位置付けられた。変異パターンから,紫外線が主要な変異誘発要因であることが強く示唆され,これは起源細胞が表面に位置することを示している。新しく同定された変化としては,14.5%の試料にNF-κB抑制因子ε(IκBε)をコードするNFKBIEのプロモーターに頻発する変異がある。メラノーマによく見られる発がん性変異,特にBRAF(p.Val600Gluをコードする)およびNRAS(p.Gln61Lysあるいはp.Gln61Argをコードする)は見られなかった。一方,MAPKやPI3Kのシグナル伝達カスケードを活性化することが知られている他の遺伝的変化が73%の試料に同定された。それらは,NF1,CBL,ERBB2,MAP2K1,MAP3K1,BRAF,EGFR,PTPN11,MET,RAC1,SOS2,NRAS,PIK3CAに影響を与える変異で,このうちのいくつかは標的療法の候補である。Copyright Nature Publishing Group 2015
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分類 (2件):
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遺伝的変異  ,  発癌機序・因子 

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