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J-GLOBAL ID：201502202873245672   整理番号：15A0805208

1Dボーズガスの量子力学における再帰時間

Recurrence Time in the Quantum Dynamics of the 1D Bose Gas

著者 (3件)： KAMINISHI Eriko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  SATO Jun (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  DEGUCHI Tetsuo (Ochanomizu Univ., Tokyo, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 84  号： 6  ページ： 064002.1-064002.9  発行年： 2015年06月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 再帰時間を反発性短距離相互作用を伴う一次元ボーズガスの中のいくつかの初期量子状態に対し評価した。比較的強く及び弱く結合した場合,いくつかの異なったタイプの初期状態がほとんど完全に再発し,再発時間はあるシステムサイズの範囲においてシステムサイズのパワーに比例する。それらは単体粒子のケース,例えば100回など,よりはるかに長い。自由ボソン及び自由フェルミオン領域で,再発時間を厳密に評価し,システムサイズの二乗に比例していた。再発時間は,10マイクロメータの長さの一次元的に捕獲された冷却原子の対応する実験システムにおいて,10ミリセカンドのオーダーと見積られた。それは一般的な量子多体系における見積りよりはるかに短く,宇宙の年齢と同じくらい長いかもしれない。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *Bose系 ,  *量子論 ,  期間 ,  ボソン ,  フェルミオン ,  *多粒子系
準シソーラス用語： *Boseガス ,  再現期間 ,  *量子多体系 ,  量子力学

分類 (2件)： 量子力学一般  (BA06010C) ,  統計力学一般,多体問題  (BA08010Q)

引用文献 (52件)：

• A. Hobson, Concepts in Statistical Mechanics (Gordon and Breach, New York, 1971).
• A. Görlitz, J. M. Vogels, A. E. Leanhardt, C. Raman, T. L. Gustayson, J. R. Abo-Shaeer, A. P. Chikkatur, S. Gupta, S. Inouye, T. Rosenband, and W. Ketterle, Phys. Rev. Lett. 87, 130402 (2001).
• M. Greiner, I. Bloch, O. Mandel, T. W. Hänsch, and T. Esslinger, Phys. Rev. Lett. 87, 160405 (2001).
• T. Kinoshita, T. Wenger, and D. S. Weiss, Science 305, 1125 (2004); T. Kinoshita, T. Wenger, and D. S. Weiss, Phys. Rev. Lett. 95, 190406 (2005); T. Kinoshita, T. Wenger, and D. S. Weiss, Nature 440, 900 (2006).
• C. Becker, S. Stellmer, P. Soltan-Panahi, S. Dörscher, M. Baumert, E.-M. Richter, J. Kronjäger, K. Bongs, and K. Sengstock, Nat. Phys. 4, 496 (2008).

タイトルに関連する用語 (3件)： 1D ,  ボーズガス ,  量子力学