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J-GLOBAL ID：201502202959280110   整理番号：15A1328130

液中レーザーアブレーション法におけるナノ粒子の生成効率および安定性の制御

Control of Formation Efficiency and Stability of Nanoparticles in Laser Ablation in Liquid

著者 (1件)： 辻剛志 (島根大 大学院総合理工学研究科)
資料名： レーザー研究  (レーザー学会誌)
巻： 43  号： 11  ページ： 757-761  発行年： 2015年11月20日 
JST資料番号： X0335A  ISSN： 0387-0200  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 液中レーザアブレーション法は,ターゲットを液中に設置し,超短パルスレーザでレーザアブレーションを発生させる。超短パルスを利用することで,溶媒を蒸発させることなくアブレーションが可能になる。ターゲットから噴出した原子,クラスタ,液滴などの物質が液中で凝集することで,コロイド状ナノ粒子が生成する。本論文では,コロイド状のナノ粒子を作製する方法について検討した。ナノ粒子の生成効率やコロイドの安定性に着目して,これらに強く影響を与える因子とその制御法を示した。液体は,生成機構を複雑にする因子であるが,これらの現象を深く理解すれば,生成効率を向上できる。また,無修飾ナノ粒子の生成では,ナノ粒子の特徴を損なわずに幅広い材料を調製できる。

シソーラス用語： *レーザアブレーション ,  位置 ,  *ナノ粒子 ,  安定性 ,  粒子生成 ,  エネルギー変換効率 ,  超短パルスレーザ ,  溶媒 ,  蒸発 ,  クラスタ ,  液滴 ,  凝集 ,  コロイド ,  液中

分類 (2件)： レーザ照射・損傷  (BK16040S) ,  原子・分子のクラスタ  (BH09030O)

引用文献 (27件)：

• A. Fojtik and A. Henglein: Chem. Phys. Lett. 221 (1994) 363.
• G. Yang (ed.), Laser Ablation in Liquids Principles and Applications in the Preparation of Nanomaterials (Pan Stanford Publishing, Singapore, 2012).
• V. Amendola and M. Meneghetti: Phys. Chem. Chem. Phys. 15 (2013) 3027.
• T. Tsuji, K. Iryo, H. Ohta, and Y. Nishimura: Jpn. J. Appl. Phys. Part 2 - Lett. 39 (2000) L981.
• A. Semerok, C. Chaleard, V. Detalle, J. L. Lacour, P. Mauchien, P. Meynadier, C. Nouvellon, B. Salle, P. Palianov, M. Perdrix, et al.: Appl. Surf. Sci. 139 (1999) 311.

タイトルに関連する用語 (4件)： 液中 ,  レーザーアブレーション法 ,  ナノ粒子 ,  安定性