文献

J-GLOBAL ID：201502202981870949   整理番号：15A0684992

ブレイン・マシン・インターフェースに用いられる脳活動計測装置fNIRSについて

著者 (1件)： 井上芳浩 (島津製作所)
資料名： 光技術コンタクト  (Optical and Electro-Optical Engineering Contact)
巻： 53  号： 5  ページ： 40-45  発行年： 2015年05月20日 
JST資料番号： S0624A  ISSN： 0913-7289  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 脳と機械をつなぐインタフェイスであるブレインマンマシンインタフェイス(BMI)など,簡単に脳活動を計測することが求められている。本論文では,脳活動計測装置としての機能的近赤外分光法(fNIRS)について,高性能型と携帯型の2種類のタイプを紹介した。fNIRSの原理を述べ,装置構成や計測方法を説明した。また,マッピング画像表示法も述べた。MRIで用いられてきた統計解析手法の応用としての一般線形モデルを用いて,統計的検定の評価や統計検定のマッピング表示を行った。さらに,任意の計測チャンネル配置で計測した空間情報や時間情報を利用して,独立成分分析を用い,脳の賦活信号や頭皮の血流信号を分離するなど,豊富なアプリケーションを備えている。

シソーラス用語： *近赤外分光分析 ,  計測 ,  医療機器 ,  活動電位 ,  神経生理 ,  脳 ,  *マンマシンインタフェイス ,  コンピュータ ,  解析 ,  脳波 ,  写像 ,  表示 ,  統計解析 ,  数学モデル ,  仮説検定 ,  確率モデル ,  統計的方法 ,  独立成分分析 ,  頭部 ,  皮膚 ,  活性化
準シソーラス用語： *fNIRS【分光分析】 ,  *ブレインマシンインタフェイス ,  画像表示 ,  近赤外分光法 ,  線形モデル ,  統計的検定 ,  頭皮 ,  脳活動 ,  *脳活動計測

分類 (2件)： 赤外・遠赤外領域の分光法と分光計  (BD07042H) ,  人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (12件)：

• 櫻井芳雄ほか:ブレインマシンインターフェース最前線-脳と機械をむすぶ革新技術 (工業調査会, 2007)
• 吉峰俊樹, 川人光男:BMIの現状と展望 (医歯薬出版株式会社, 2014)
• 文部科学省脳科学戦略推進プログラム (http://brainprogram.mext.go.jp/missionA/)
• Chance B, Zhuang Z, UnAh C, et al: Cognition-activated low-frequency modulation of light to high absorption in human brain, Proc Natl Acad Sci, 90(8), 3770-3774, 1993.
• Hoshi Y, Tamura M: Detection of dynamic changes in cerebral oxygenation coupled to neuronal function during mental work in man, Neurosci Lett, 150(1), 5-8, 1993.

タイトルに関連する用語 (3件)： ブレイン・マシン・インターフェース ,  脳活動計測 ,  fNIRS