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J-GLOBAL ID:201502203027130574   整理番号:15A0681071

粗グリセロールの酸化反応における4種の担持貴金属の触媒挙動

Catalytic behaviour of four different supported noble metals in the crude glycerol oxidation
著者 (7件):
資料名:
巻: 499  ページ: 89-100  発行年: 2015年06月25日 
JST資料番号: D0691C  ISSN: 0926-860X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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純グリセロールの液相酸化反応における4種の貴金属(Ag,Au,PdおよびPt)の活性が,大規模バイオディーゼル油生産プラントから受領した粗グリセロール留分を用いて得た結果と比較された。それら触媒は,多数の技術を用いて特性解析され,実際の金属担持量(ICPとXRFによる元素分析),表面形態(窒素の吸着法-BET表面積と多孔性),担体と金属の化学的状態(XRDとXPS),そして最後に金属粒子径分布(TEM顕微鏡法)に関する洞察が与られた。ナノメータの大きさの完全に還元された貴金属の良好な分散(金属の平均直径は,Pd,Pt,AuおよびAgで,各々,3.5nm,4.2nm,4.7nmおよび21.2nmであった)が,アルミナ担体上の全金属担持量の同程度な値で得られた(各々,PtとPdでの0.95wt%と0.96wt%から,Auでの0.98wt%とAgでの1.13wt%まで)。初期反応速度では,最も活性な触媒試料は,Au/Al2O3触媒であり,これは純グリセロール(12976mol/(h・molAu)や粗グリセロール(1230mol/(h・molAu)を用いて得られた。しかしながら,1~2時間後の選択性と転化率の比較は,最も丈夫で粗グリセロールに存在する不純物に対して耐性のある触媒は,Pd/Al2O3であり,転化率の低下は50%未満(純グリセロールを用いた同じ反応に対して)で,グリセリン酸への高い選択性(80~90%)は不変であった。Ag/Al2O3も,また,グリセロールの転化率で見ると不純物に対して比較的高い耐性を示したが,その選択性は劇的に変化した。他の2種の触媒の活性は,純グリセロールの代わりに粗グリセリンを用いたとき,劇的に影響され,PtおよびAu触媒では,転化率は,各々,約4倍そして10倍までも低下した。最後に,各々の主要不純物(MONG-NM,すなわち,非グリセロールおよび非メタノール系有機物質;灰分;メタノール;硫黄化合物)の影響が個々に研究された。とにかく,硫黄化合物とMONG-NMは,触媒能を最も破壊する不純物であった。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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物理化学一般その他  ,  不均一系触媒反応  ,  酸化,還元 

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