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J-GLOBAL ID：201502203035920747   整理番号：15A1088440

二重ペロブスカイトフェリ磁性体Mn₂FeReO₆における大きな磁化と磁気抵抗のフラストレーションスイッチング

Large Magnetization and Frustration Switching of Magnetoresistance in the Double-Perovskite Ferrimagnet Mn₂FeReO₆

著者 (3件)： AREVALO-LOPEZ Angel M. (Centre for Sci. at Extreme Conditions (CSEC) and School of Chemistry, Univ. of Edinburgh, Mayfield Road, Edinburgh ...) ,  MCNALLY Graham M. (Centre for Sci. at Extreme Conditions (CSEC) and School of Chemistry, Univ. of Edinburgh, Mayfield Road, Edinburgh ...) ,  ATTFIELD J. Paul (Centre for Sci. at Extreme Conditions (CSEC) and School of Chemistry, Univ. of Edinburgh, Mayfield Road, Edinburgh ...)
資料名： Angewandte Chemie. International Edition  (Angewandte Chemie. International Edition)
巻： 54  号： 41  ページ： 12074-12077  発行年： 2015年10月05日 
JST資料番号： H0127B  ISSN： 1433-7851  CODEN： ACIEAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Sr₂FeMoO₆のようなフェリ磁性A₂BB′O₆二重ペロブスカイトは,重要なスピン分極伝導体である。Aサイトへの遷移金属の導入は,磁化の増大と磁気抵抗のチューニングのための新たな可能性を提供する。ここで,他の二重ペロブスカイト型フェリ磁性体では見られない520Kという高いCurie温度と最大5.0μ_Bの磁化を持つ,フェリ磁性二重ペロブスカイト,Mn₂FeReO₆高圧中での合成を報告する。75Kで新しいスイッチング転移が検出され,従来の負のトンネル型の挙動から,7T,20Kで265%の大きな正の磁気抵抗へと変化する。中性子回折で,Fe³⁺とRe⁵⁺スピン方向を変え,スピン分極を低下させる反強磁性Mn²⁺スピン秩序による磁気フラストレーションによって,スイッチングが駆動されることが示されている。AサイトMn²⁺に基づくフェリ磁性二重ペロブスカイトは,スピントロニクス材料の磁化と磁気抵抗のコントロールを向上させる新しい機会を提供する。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： ペロブスカイト型結晶 ,  *フェリ磁性 ,  フェリ磁性体 ,  *磁気抵抗 ,  磁化 ,  *マンガン化合物 ,  *鉄化合物 ,  *レニウム化合物 ,  *酸化物 ,  磁性体 ,  *フラストレーション効果 ,  Curie温度 ,  磁気転移 ,  化学合成 ,  中性子回折 ,  スピン分極 ,  反強磁性 ,  スピン整列 ,  スイッチング ,  スピントロニクス
準シソーラス用語： フラストレート磁性体 ,  高圧合成 ,  磁気スイッチング

分類 (2件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  酸化物結晶の磁性  (BM06050E)

タイトルに関連する用語 (6件)： 二重ペロブスカイト ,  フェリ磁性体 ,  磁化 ,  磁気抵抗 ,  フラストレーション ,  スイッチング