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J-GLOBAL ID:201502203056047598   整理番号:15A1350057

酢酸ブチルのリパーゼ触媒合成に対するコリニウム基盤深共晶溶媒とイオン液体

Cholinium-based deep eutectic solvents and ionic liquids for lipase-catalyzed synthesis of butyl acetate
著者 (6件):
資料名:
巻: 122  ページ: 188-198  発行年: 2015年12月 
JST資料番号: W0664A  ISSN: 1381-1177  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本報の目的は,固定化Candida antarcticaリパーゼB-触媒合成に対するグリーン溶剤として使用されるコリニウム基盤イオン液体(IL)と深共晶溶媒(DES)の長所と欠点を分析することであった。単鎖エステル酢酸ブチルを与える1-ブタノールと無水酢酸の反応をモデル反応として選んだ。結果は,選択したIL(グリシン酸コリン,アラニン酸コリン,アスパラギン酸コリン,リンゴ酸コリン)とDES(モル比1:2で水素結合ドナーとしてグリセロールGly,エチレングリコールEGおよび尿素Uとの塩化コリン混合物)が,純溶媒として適用すると試験した反応に対して劣った媒質(収率5%以下)であった。これは多分H-結合を介したDES構造内の基質”捕捉”によって起こった。DESへの水(プロトン性溶媒として)の添加は酵素活性と反応収率の両方を強力に増強した。試験した異なるDES:水混合物の中,5%(w/w)水含量で水素結合ドナーとしてEGを持つ一つが最も効果的であることが証明され,80%(標準溶媒n-ヘプタンで得られた収率より高い)のエステル化収率を生じた。Ping-Pong Bi-Bi反応機序の速度論パラメーターをChCl:EG:水混合物中での反応に対して評価し,選択モデルが反応機序記述に適合しているようであった。さらに,全てのChCl:EG:水三元混合物中で約50-70%リパーゼ活性減少が3日間インキュベーション後に見られた。酵素活性は15日間までインキュベーション時間を拡大した後でも未変化のままであった。最後に,使用したDESをサカナ(CCO)およびヒト(MCF-7)細胞系で細胞毒性に対してアッセイし,両細胞系に対して低い細胞毒性(EC50>5mM)を示した。得られた結果は,DESがグリーン生体触媒に対する有望な候補であることを示唆した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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酵素の応用関連  ,  脂肪族カルボン酸エステル・カルボン酸無水物・酸ハロゲン化物・アシルペルオキシド 
物質索引 (9件):
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