抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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古河電気工業株式会社AT製品部のからくり改善事例を紹介した。改善前の状態:段替え作業を行うときに,プレート脱着作業を行っている。このプレートは縦500mm×横700mmのPETボードで開閉のたびに設備から取り外し,足元に置いたり,設備に立てかけたりしていた。脱着作業時には周りの製品に接触するという品質面の不安と姿勢が悪く腰痛になるという安全面で問題があった。改善のねらい・着眼点:プレートの脱着作業をやめて,スライド式とする。発想のヒント:おもりを利用した自動扉,改善内容:スライドレール・滑車・紐・おもりを使った吊り合いの機構を用いた。プレートとおもりの重さを合わせ,どの位置でもプレートを止められるようにした。工夫したこと・ポイント:本作業はクリーンルーム内で行うため,使用場所・部品からの発塵を防止することが必要であった。改善効果:脱着作業の時間が不要となり,製品にプレートを接触させる可能性がなくなったことと,脱着作業時の腰痛を防げることである。今後の展開:作業者からは時間が短縮された,作業が楽になった,との意見を多数聞くことができたため,類似機構を持った扉を製作し展開している。