抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ウェアラブルデバイスの電源として電池交換などのメンテナンスを要しないことが望まれる。その一方法として体表面温度と室温などの環境温度の差を利用するSeebeck効果による熱電発電が挙げられる。しかし,その温度差は数°C~30°Cに過ぎない上に熱放散が起きることで十分な発電効果は期待できない。ここでは,熱電発電素子を予冷することによる発電効果を検討した。実験結果によれば,予冷した熱電素子は素子内の温度上昇を抑制し,熱電交換効率が低下するまでの時間を延長した。また,予冷した熱電素子はより高い電圧を発生した。このように熱電素子の予冷は熱放散の影響の抑制に有効であり,低温廃熱熱電発電に有効であると思われる。