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J-GLOBAL ID:201502203184297661   整理番号:15A1093015

三配位コバルト(I)カルボニル錯体におけるスピン異性体および配位子異性化

Spin Isomers and Ligand Isomerization in a Three-Coordinate Cobalt(I) Carbonyl Complex
著者 (12件):
資料名:
巻: 137  号: 33  ページ: 10689-10699  発行年: 2015年08月26日 
JST資料番号: C0254A  ISSN: 0002-7863  CODEN: JACSAT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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2,2,6,6-テトラメチル-3,5-ビス(2,6-ジイソプロピル-フェニルイミド)-4-ヘプチル(L;PhNPNPh)を配位子とするコバルト錯体は一個のNおよびPh配位により非対称構造をもつが,Lewis酸(THF,PPh3,Py,2CO)の配位により二個のN配位を含む対称構造に変化する。CoL錯体とCoL(CO)2錯体の不均化によりPh,N配位を含む非対称なモノカルボニル錯体LCo(CO)を合成した。X線回折により結晶構造を決定した。紫外可視吸収スペクトル,赤外スペクトル,溶液および固体の磁化率,NMRシフトの温度依存性によりキャラクタリゼーションを行った。固体ではスピン状態は一重項であり,二個のNおよびPhの配位により平面四配位した非対称構造をもつ。溶液では三重項スピンのポピュレーションが増大し,低い励起状態との強いスピン-軌道相互作用により異常に大きい一軸零磁場分裂が観測された。二つのスピン状態間の異性化は低温でも速く,両状態のエネルギー差は1~2kcal/molと推定した。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
コバルトとニッケルの錯体  ,  鉄族元素の錯体の結晶構造  ,  分子の電気的・磁気的性質 

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