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J-GLOBAL ID：201502203187349000   整理番号：15A1101858

セルロース系燃料エタノールの研究開発,問題点と実用化へ向けての道筋

著者 (4件)： 瓜生敏之 ,  吉田孝 (北見工大 工) ,  かつら谷要 (和洋女大 メディアセ) ,  かつら谷要 (和洋女大 図書館)
資料名： 繊維学会誌  (Journal of the Society of Fiber Science and Technology, Japan)
巻： 71  号： 10  ページ： P.499-P.501  発行年： 2015年10月10日 
JST資料番号： F0278A  ISSN： 0037-9875  CODEN： SENGA5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： セルロース系燃料エタノールの製造は初めから農学系の研究者が手がけたので,「プロセス」「プラント」などの数学的・機械的考慮が欠落しており,「酵素反応がセルロースを切断しグルコースを作る」ことのみベンチスケールで研究されている。これまでの研究を総括するところから記述し,まず,1959年「北海道法」によるセルロースからのグルコース生産について概説した。次いで,大規模で製造されているデンプン系エタノールの概要,セルロース鎖の切断されにくさはその結晶構造にあること,セルロースの酵素分解の酵素反応式とミカエリス・メンテン式,経済的酵素反応方式を説明した。さらに,セルロースを取り出す最善の方法はクラフト法パルプ化であること,バイオエタノールプラント(希硫酸高温加水分解-遺伝子組換え大腸菌・酵母によるキシロース発酵),セルラーゼ酵素分解法,セルロースの溶解(テンセル化)と結晶型変化,今後実験すべき事項について概説した。

シソーラス用語： 生産 ,  アルコール燃料 ,  脂肪族アルコール ,  生物燃料 ,  *研究開発 ,  *問題 ,  *実用化 ,  経路 ,  酵素反応 ,  酵素的分解 ,  *エタノール生産 ,  *セルロース系エタノール ,  *燃料用エタノール
準シソーラス用語： *燃料エタノール

分類 (3件)： 繊維化学・分析  (YM02030D) ,  用途開発  (YM01080Z) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

タイトルに関連する用語 (7件)： セルロース ,  燃料エタノール ,  研究 ,  開発 ,  問題点 ,  実用化 ,  道筋