文献

J-GLOBAL ID：201502203191146989   整理番号：15A0846637

添加物無しの常圧焼結法により作製した六方晶窒化ホウ素セラミックの物理特性と機械特性

Physical and mechanical properties of hexagonal boron nitride ceramic fabricated by pressureless sintering without additive

著者 (5件)： WANG T. B. (Nanjing Tech Univ., Nanjing, CHN) ,  JIN C. C. (Nanjing Tech Univ., Nanjing, CHN) ,  YANG J. (Nanjing Tech Univ., Nanjing, CHN) ,  HU C. F. (Drexel Univ., PA, USA) ,  QIU T. (Nanjing Tech Univ., Nanjing, CHN)
資料名： Advances in Applied Ceramics  (Advances in Applied Ceramics)
巻： 114  号： 5  ページ： 273-276  発行年： 2015年07月 
JST資料番号： E0272A  ISSN： 1743-6753  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高性能で複雑形状製品を効率的に作製可能とする,添加物無しでの六方晶窒化ホウ素(h-BN)の常圧焼結法と得られた焼結体の特性について報告した。市販h-BN(純度>99wt%)粉末を成形後,空気中580°Cで予熱,グラファイト炉で窒素気流中2100°C,2時間焼結により,焼結体を作成した。粒度・比表面積測定,密度測定,FE-SEM・XRD観察,強度・硬度・靭性測定,熱伝導度・比熱測定,耐熱衝撃度測定等を用いて,焼結体のキャラクタリゼーションを行った。出発粉末は平均粒径371nm,比表面積23.9m²g^-1の微細粉末であり,これを用いることにより,密度1.31gcm^-3,気孔率30.9%,室温曲げ強度30.7MPa,ビッカース硬度80MPa,ヤング率31.6GPaの比較的柔らかい焼結体を得た。一方,高温強度は温度と共に上昇し,1600°Cで57.27MPaを示した。また,熱伝導度は31.76Wm^-1K^-1と高く,ΔT=800°Cの熱衝撃に対して初期強度の73.5%(22.6MPa)を保持する高い耐熱衝撃度を示した。これらは組成,相,粒界が高純度であることによると考えた。得られた焼結体は耐熱セラミックスとして有望であると述べた。

シソーラス用語： *六方晶系 ,  *窒化ホウ素 ,  *焼結 ,  粉体 ,  CIP【粉末成形】 ,  セラミック ,  圧密 ,  焼結体 ,  粒径 ,  比表面積 ,  密度 ,  空隙率 ,  *曲げ強さ ,  *押込硬さ ,  Young率 ,  *高温強さ ,  *熱伝導率 ,  *耐熱衝撃性
準シソーラス用語： Vickers硬度 ,  グリーン体 ,  気孔率 ,  曲げ強度 ,  高温強度 ,  常圧焼結 ,  熱伝導度 ,  粉末

分類 (3件)： セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V) ,  比熱・熱伝導一般  (BL05021E) ,  セラミック材料  (HC04040H)

タイトルに関連する用語 (7件)： 添加物 ,  常圧焼結 ,  作製 ,  六方晶窒化ホウ素 ,  セラミック ,  物理特性 ,  機械特性