抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ブロッコリー根こぶ病の効果的な防除条件を検討した。ブロッコリー収量と根こぶの着生の関係,収量と定植時の汚染土壌までの深さとの関係を調査した。収量(花蕾重)を確保するには発病程度区分を3以下とし,根鉢の根部に根こぶを作らせないことが必要であり,そのためには定植時に深さ5cmまでを保護する必要があることが判った。殺菌剤(フルアジナム,フルスルファミド)の土壌中での安定性及び土壌中の縦法方向の挙動を調査した。春期の地温条件では両剤とも処理14日後に1日後の50%以上が残存していたが,分解は温度の影響を大きく受ける。縦方向への移動は5cmまでの深さに留まっていた。これらの結果から安定した防除効果を得るためには,土壌混和処理時には薬剤を均一に散布し,深くなり過ぎないように注意して耕耘して均一に薬剤を拡散させること及び薬剤処理から定植までの期間を短くすることが重要である。